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【episode 2】2-1 ページ9
《黄色のドアの住民編》
和side
俺の仕事はいわゆるプログラマー。
SE(システムエンジニア)が指示したことに対して、決められた期限の中、ひたすらパソコンという相棒に向かうのが仕事だ。
就活を始めた頃に、自宅勤務可という項目を見つけて、すぐにそこを受けようと決めた。
プログラマーが、というか、IT系の仕事はブラックだという先入観があったみんなは戸惑っていた。
けれど、自宅勤務ができるということを伝えると、自分たちの見える範囲で働けるのなら大丈夫かと、おれの背中を押してくれた。
元々大学では情報学科に籍をおいていたため、それなりの知識と経験はあった。
そのおかげもあったのか、奇跡的にすんなり入ることができた。
まあ、大学では欠席日数が多いため、単位を取れたこと自体が奇跡だと思ってるけど。
そうして、入社した会社にはもう2年ほどお世話になっている。
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作者名：Kai | 作成日時：2018年2月28日 10時
