Voyage (ページ25)

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タクシーを呼んで潤くんが働いているカフェまで向かう。

東京で３駅分なんて、車に乗ってしまえばあっという間。

目的地に到着して、

やっぱりお洒落なとこだなぁと改めて思う。

今日の自分の格好は見合ってるだろうかと思わず自分の服装を確認してしまう。

まぁ実際問題、服装がダメだったとしても、もう着いてしまっているんだから一旦帰るなんてことはできないんだけど…

チロリン。

潤「いらっしゃ.. お！和！よく来たな！一人で来れたのか？」

和「うん。ひとりできたよ。」

潤「おお～えらいぞ～」

和「潤くんおれのこと小学生だと思ってない？」

潤「ごめんて。かわいいからつい。」

和「いつものハンバーグ！！！」

潤「はいはい」

潤くんはカウンターで忙しそうに動いていて。

俺がきたことにテンションが上がったのかなんなのか、俺のことを楽しそうにからかってくる。

口を尖らせて席についた。

注文するのはいつも決まってハンバーグ。

潤くんは特別だよってオマケでデザートもつけてくれる。

それを一つのプレートに載せるもんだから、一見、少し豪華なお子様ランチのように感じる。

潤「どうぞ」

和「わぁ！これたべたかった！あ！プリンもついてるし！さすが潤くん。分かってる～」

潤「よく噛んで食べろよ」

和「はぁーい」

もぐもぐと食べているとカウンターから潤くんがまじまじと見ているのに気づく。

和「ん？」

潤「なんでもないよ？」

潤くんは人が食べている姿を見るのが好きらしい、、、

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