daze #6 -No.7side ページ6
「じゃあまずは情報をまとめるか」
キドが凛とした声を発する
あのアカシックレコードのせつめいのあと
俺らは知ってる限りの情報を出し合った
ある程度の情報が出たところでひとまずまとめることになった
「……まず、動かす蛇の能力だが……
さっきクロハが言ったとうり動かす……つまり手をつかわずに対象物を自由自在に操れる
でも今現状、能力がコントロールできるようになってどのような大きさのものが操れるかは不明……」
きゅっきゅっとどこから出したのかわからないホワイトボードに書き込んでいく
「倒す際に気おつけなければいけないのは動かす蛇はモノなどを飛ばしてくるだろう
そしたらセトが能力で方向を読むそして姉さんの能力で手助けしみんなに伝える
そしたら避けたりコノハとクロハが壁かなんかを作ってくれればいいだろう」
クロハも一応体の名残とかそんなもんで醒す能力は存在するらしい
まぁクロハは元々は敵なのだが
味方になるとかなり力強い仲間だ
「マリーはさすがにあれだからな。セトにおぶってもらうように」
たしかにマリーは俺と同じく体力がない
そんなか弱い女の子を一緒には知らせるわけにも行かないからな
……あれ、今俺すげぇカッコいいこと言ってないか?
言ってない?そうか……そうか……なんでもない
そういえば遥先輩もあの白黒コンビからある程度能力の使い方を教えて貰ったようで走ることくらいは無理なくできるようになったから
走ってもおそらく大丈夫だろう
「……で、動かす蛇のいる所はアカシックレコードだ荒らしてしまうと歴史が変わって世界が壊れる可能性がある
すみやかに倒すことだな
倒し方についてだがあいつは必ずシンタローを襲いにかかるだろう
お目当ての蛇が宿ってる者だからな。
そこにはコノハが護衛というか守ってもらいたい
囮役としてカノがシンタローに欺いてもらう
……そんな顔しなくても大丈夫だ、クロハが何とかしてくれるだろう
その間俺がキサラギとマリーを自然に隠す
そしそそっちに気を取られてる隙に
キサラギが能力を使い奪いマリーが固める
その後、とりあえず縛っといて誤解を解こう」
本当は消してしまうしかないという話だったのだがコノハが焦って止めたため考慮し、話せばわかるのではとこういう形になった
世界の記憶とこの世界の通り道の隙間が開くのは8月17日
あと二日後
俺たちはもう悲劇を繰り返させない
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作者名:氷水雪プリン | 作成日時:2017年9月26日 23時