From past days to now #11 -___side ページ11
……何万回も繰り返した夏
ある日ループは終わってしまった
メカクシ団が、止めたのだ
冴える様は消えたと思われたがアザミ様の慈悲により生き長らえることが出来た
……結局、誓ったあの日から僕は尽くしていこうと思ったけど、何一つ出来なかった
僕はそれからアカシックレコードにもどされた
ただ、淡々とそこにいるだけ
冴える様はあれからメカクシ団に入ったみたいだ
僕を、置いて
あの人は一人で変わってしまった
もう僕の知ってる冴える様ではないのか?
……戻りたい
あの幸せだった日々に
世界の記憶……たしかここにもカゲロウデイズ事件のことも綴られているはず
やはり、綴られている
…この記憶を書き換えれば?
そうだ!書き換える、書き換える……!
その時僕はペンを取り世界の記憶を書き換えようと試みた
が、書き換えるどころかインクをはじき書き換えられない
どこかに書き換える方法が書いてあるだろうか
世界の記憶だし、あるに違いない
そこから僕は何日も世界の記憶を読みふけったがどこにもそんなことは記されていなかった
正直諦めかけていた
最後の一札を読み終えため息をついた時
ドサリと一冊の本が落ちてきた
『REWIND DAYS…?』
まさか、乗ってたりしないだろうか
……まさかね
ぱらりぱらりと読んでいく
『……少年は、自分の望む未来に変えたかった
だが、世界の記憶は書き換えられなかった
最後の手段として目を焼き付ける蛇を送った
すると、たちまち文字が焼き変わり……』
これだ
目を焼き付けるか
如月伸太郎に宿っている蛇
そいつがいれば 僕は本をバタりと閉じ
外の世界に繰り出した
続きなんか読まないまま
__
だが、世界の記憶の番人をしていた少年は
世界の記憶に手を出してしまったことが罪となり
アカシックレコードを守ることとなってしまう
外にも行けず、終わりもなく
永遠に……______
_____
「そう、永遠に……ね」
「昔の僕は馬鹿だったんだ」
「最後まで、読まなかった」
「だから、今こうしてここにいることになってしまう」
「……ねぇ、如月伸太郎」
「今の君なら、昔の僕を救えるかな」
「未来の……“哀れな動かす蛇”からの贈り物」
「世界の記憶を、全部教えてあげる」
「だから、どうか、誰も傷つかない未来に」
「動かして」
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作者です
多分話数少なくなるかな…?と思ってます
面白いと思ったり続きが見たいなと思ったら評価とコメントどうかよろしくお願いします…!
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作者名:氷水雪プリン | 作成日時:2017年9月26日 23時