中原 中也 ページ7
「ん、中也…………」
甘えてすりよってくる時のAほど可愛いものはない。
もぞもぞと俺の布団の中に入ってくる。
そしてピタリと体を合わせてくる様子はまるでコアラの子どもみたいだ。
「寝れねぇのかよ」
俺に頭をすりつけるように首が上下する。
「ね、だから「おまじない」、してよ」
「…………最近おねだりが上手くなってきたな」
言って、Aの髪をかきあげ、額にキスを落とす。
目を閉じていたAは、期待を裏切られたと頬を膨らませた。
「おでこだけ?」
「じゃあ何処に欲しいか言ってみろよ」
途端に頬がしぼみ、代わりに朱が差す。
…………くそ、手を出しそうになる。
いつまでも慣れなさそうなAのたどたどしい様子が愛しい。
「指か?頬か?胸か?」
言いつつその部位を軽くなぞっていく。
ふるふるとAは首を振り、迷う素振りを見せた。
数秒の間を開けて、上目遣いでAはやっと望みを言った。
「…………唇に、キス、欲しい」
「唇か」
ほら、と軽いキス。
触れるだけの柔らかいキス。
こうじゃない、とまた怒るだろうか。
…………まぁ、どんな顔でも可愛いが。
「これ以上のキスを望むなら覚悟しておけよ?」
「明日の仕事なんか行けないほど喘がせてやる」
**********
中也「評価しないとキスしなくってよ!!!///」
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青鯖ぷりん - 久ちゃぁぁん…高評価するぅぅ‥! (10月17日 21時) (レス) @page11 id: 496914e067 (このIDを非表示/違反報告)
琴音 - だざいさぁぁんさいこぉ! (10月8日 6時) (レス) @page5 id: dfae0f9c2a (このIDを非表示/違反報告)
ゆかりん - フランシスさんすこ (9月15日 22時) (レス) @page23 id: 5c0b36b6f1 (このIDを非表示/違反報告)
猫助 - 最高です! (8月16日 23時) (レス) @page4 id: 0088b760fa (このIDを非表示/違反報告)
千羽鶴 - 梶井さーん!ドSなとこも好き!違うバージョン梶井さんも見たい (6月18日 23時) (レス) @page15 id: ecb3ef0346 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:久田 螺々亜 | 作成日時:2016年4月8日 21時