江戸川 乱歩 ページ6
「ポッキーゲームしよう!」
狙いはA。
クールで美人でおしとやか。
これ以上僕にぴったりな女性はいない!
「ね、いいでしょ、A」
「…………報告書、終わりました?」
「まだだけど?」
当たり前、いうように答えると、Aは、はぁ、と大きな溜め息をついた。
メガネを持ち上げ直し、ファイルを抱える。
…………あ、お説教タイム。
「江戸川さん。本当に貴方には探偵社員という自覚がおありですか?自分が請け負った仕事は最後までむぐ!?」
「新作のポッキー。マロンクリーム味。美味しいでしょ」
間髪いれずにそのポッキーのビスケット部分をくわえる。
「僕にもチョコのとこ食べさせてよ」
ポッキーゲームは国木田相手に慣れたもの。
あっという間にAの鼻先まで到達する。
「…………もっと甘そうなものがある」
右手でAの頭をかき抱いて、左手は腰に回す。
ほんの数センチのポッキーを食べてしまえば、Aが逃げる間もなくキスできた。
柔らかい唇。
今までに食べたどのお菓子よりも優しい味がする。
チュ、と音を立てて唇を離すと、Aは名残惜しそうな顔をした。
「そんな顔、他の奴には見せないでね?」
「少なくとも今日だけは独り占めさせてよ」
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乱歩「評価しないとキスしなーい!」
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青鯖ぷりん - 久ちゃぁぁん…高評価するぅぅ‥! (10月17日 21時) (レス) @page11 id: 496914e067 (このIDを非表示/違反報告)
琴音 - だざいさぁぁんさいこぉ! (10月8日 6時) (レス) @page5 id: dfae0f9c2a (このIDを非表示/違反報告)
ゆかりん - フランシスさんすこ (9月15日 22時) (レス) @page23 id: 5c0b36b6f1 (このIDを非表示/違反報告)
猫助 - 最高です! (8月16日 23時) (レス) @page4 id: 0088b760fa (このIDを非表示/違反報告)
千羽鶴 - 梶井さーん!ドSなとこも好き!違うバージョン梶井さんも見たい (6月18日 23時) (レス) @page15 id: ecb3ef0346 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:久田 螺々亜 | 作成日時:2016年4月8日 21時