【Episode.2：紹介と襲撃】 ページ3
「それと、お前達に紹介する者がもう一人いる。お前達と同じ選手としての参戦だ」
「選手って…そいつですか？」
瞳子監督に背を押されて、数歩前に出る。
A「…。
「お、女の子の選手…」
…ミスった。あれだけ頭の中でシュミレーションしたというのに緊張してうまく言えなかった。出だしを完全に失敗した。と頭の中で頭を抱えて蹲る。
そう思っていたら、さっきのバンダナの子が僕の前に出る。
「俺は円堂守、よろしくな天望！」
A「…」
緊張のあまり腕を組んでいたけれど、自分の腕が震えているのがわかる。おそらく、握手をしたら緊張がバレるよな。…だけど。
A「…よろし、く…」
小刻みに震える手で、差し出された手に握手を交わす。
この日は顔合わせだけらしく、早々に解散した。
けど、その翌日に呼び出しがあった。奈良でエイリア学園の襲撃があったとのこと。
急いであの地下に向かって、モニターからニュースを見る。
『…先程襲撃現場で、中学校連続破壊事件の際に、宇宙人が学校破壊で使った物と同一と思われる、黒いサッカーボールが発見されました』
画面に映し出されたのは、首のない馬か鹿のどちらかを模した銅像。その次にあのエイリアボール。
円堂「黒いサッカーボール…」
雷門総一郎「更に最新情報だ。エイリア学園は財前総理を連れ去っている」
皆「｢ええっ!?｣」
A「…なんだって!?」
総理を連れ去った？…父さんは一体何を考えているんだ！
ウィン…と音がして、エレベーターの扉が開き遅れた人物が来る。
円堂「豪炎寺！」
豪炎寺「…あぁ、遅れてすまない…」
瞳子「…」
雷門「揃ったな諸君。情報によれば総理は謎の集団に連れ去られたという。その集団は、エイリア学園と関係があるようだ」
豪炎寺「！…」
A「…(様子がおかしいな)」
瞳子「出発よ。エイリア学園とすぐに戦うことになるかもしれないわ」
雷門「瞳子君、円堂君達を頼む。情報は随時イナズマキャラバンに転送する」
瞳子「お願いします」
円堂「イナズマキャラバン？」
よく分からないが、どうやら大人達は既にそれが何なのか知っているらしい。
【Episode.3：イナスﾞマキャラバン】→←【Episode.1：雷門イレブン】
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睦月火蓮(プロフ) - コメントありがとうございます。更新ペースはこれから遅くなりますが、どうか最後までお付き合いください。それと、残念ながら落ちは別の人物の予定です。ごめんよ風丸片想いだ (2015年8月6日 14時) (
レス) id: d5d83138c9 (このIDを非表示/違反報告)
風丸さくら(プロフ) - おもろいです続き楽しみにしてるよ後オチは風丸がいいんで候補に入れてて下さい (2015年8月6日 1時) (レス) id: eb417562a1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：睦月火蓮 | 作成日時：2015年8月2日 10時
