prince of legendー短編集ー続

日浦海司 ページ25

海司side




今日は彼女のAと映画です




「ポップコーン食べる？」


海「2人でひとつの食べよ？」


「うん！分かった笑」





映画が始まっても俺の頭の中はAのこと

意外と近くて、ポップコーンに手を伸ばすたんびに手が触れる




あぁ…なんも入ってこねぇ…




(ここからは全て小声です！)



「…海司！見てる？」


海「え？あぁ…見てるよ」


「見て、この相手役の人、かっこいい…」


海「え？」




俺らが見てるのは虹色デイズ

相手役は佐野玲於？ってゆう人だった


だめだめだめ



俺はAの目を塞いだ



「え？ちょ、見えない」


海「好きになられたら困る」


「ならない、ならない。私には海司だけ」


海「ほんと？」


「ほんと」


海「じゃあ、許す」






我ながら小さいとは思うけど、しかたない

嫉妬深くてごめんなってゆう意味もこめて



Aの手を繋いだ



Aが横をむく気配がして、俺もAの方をみた






海「っ…//」

「っ…//」




思ったより…近い



映画では、私も羽柴夏樹くんが好きで好きで、大好きです！

とゆうセリフが聞こえた






海「…キスしたい」


「え！？でも、ここ映画館だし…」


海「みんな映画しか見てねえよ」


「で、でも…」


海「…いい？」





Aが俺の手を強く握った



いいよって証拠




海「口で言えよ…笑」






映画のヒロインと相手役の距離が0になったとき








俺達の距離も0になった

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