イナズマイレブン〜密かな願い〜《エイリア学園編》

７◇勝つための作戦 ページ7

春奈＞あの、どういう事ですか？

美月＞お荷物がいたら勝てないって事、単純な話。

夏未＞お荷物って・・・。

美月＞染岡、風丸、壁山の３人は後半はベンチ待機。

全員＞えぇ！？

円堂＞なんだって？

美月＞交代選手もいないし、空いたスペースは残りのメンバーでカバー。後半からは私も動くから。

染岡＞なんで俺が下げられなきゃいけないんだ！？

風丸＞お前の考えがわからない！只でさえ厳しい状況なんだぞ！？

壁山＞俺、さっき転がされたからッスか？

美月＞監督も同意見だと思うんだけど。

瞳子＞そうね、彼女の判断は正しいわ。これは勝つための作戦よ。

鬼道＞待って下さい。これでは戦えません。

瞳子＞いいえ、これで戦うのよ。

鬼道＞しかし・・・！

瞳子＞後半、始まるわよ。

美月＞ほら、ポジション着いて。

鬼道＞ったく、一体何を考えているんだ・・・？

土門＞あの人達、本当にサッカーを知ってるのか？なぁ、どうなんだ？豪炎寺。

豪炎寺＞美月はサッカーに関しては嘘は吐かない。俺からはそれぐらいしか言えないが、きっと何か意味があるはずだ。

円堂＞とにかく、今はこの試合に全力でぶつかるんだ。全力で頑張れば、１人の力を２人分にも３人分にも出来るはずさ！

塔子＞何！？

８人しかピッチに出ていないのを見た塔子は、驚きから声を漏らす

塔子＞なんのつもり！？あたし達をバカにしてんの！？

鬼道＞これは作戦だ。

春奈＞上手く行くんでしょうか・・・？

秋＞・・・・・。

後半が始まり、鬼道がボールをスライディングで奪った

豪炎寺＞ナイスディフェンス！

親指を立てて応えた鬼道は、ふとSPフィクサーズの陣地を見てある事に気付いた

鬼道＞(裏が空いている・・・)

SPフィクサーズから一之瀬と２人でボールを奪った鬼道

鬼道＞豪炎寺！上がれ！

パスをするが塔子がそれをカット

鬼道がなんとかボールを外に出す

円堂＞鬼道！大丈夫か！？

鬼道＞ああ！お前はゴールの守りに集中しろ！

円堂＞【コクッ】

鬼道＞(不思議だ・・・さっきまでとは違って、思い通りに試合が動く)

染岡＞くそぉ！これで勝てたら漫画だぜ！フンッ！

瞳子＞貴女達。

秋・春＞は、はい。

瞳子＞彼らにアイシングを。

秋＞もう！怪我してたならどうして言ってくれないのよ！

壁山＞だって、報告する程じゃなかったし。

風丸＞１人でも多くの力が必要だと思ったんだ。

染岡＞動けない皆の分まで、俺達が頑張らなきゃいけないのに・・・！くそっ！

８◆安心させる相変わらず→←６◆試合開始

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