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「Aちゃん」
真選組屯所。
私はいつもの全裸で素振りを終えた局長サンに真剣な表情で呼び出されていた。
局長サンの隣には土方クンと沖田クン。
なんか空気が重いぞ……
とりあえず正座。
え、何。私なんかしたっけ。
「な、何スか局長サン……。」
そんな顔の影濃くされると怖いよ。
局長サンはそのまま手を振り上げ…手に持っていた紙を床に叩きつけた。
「どういうことかなこれは！！」
その紙を拾ってみてみると、私の出勤した日をまとめたものだった。
……何も問題ないと思うけど…。
「何かあります？別にズル休みしてるとかそんなの無いですけど……」
「そうだな、Aちゃんはズル休みなんてしてない…
だけどそこが問題なんだ！！」
局長サンは目をくわっと開いた。
は？
私はぽかんとした。
え、だから何が問題なの。
「Aちゃん、気づいていないようだな……。俺が言っているのは休みを取らなさすぎるということだ。」
そうだっけ？私そんなに休み取ってない？
「私のことを言うなら、土方クンだって休みないんじゃない？」
土方クンは私をチラリと見て煙草を咥え、火をつけた。
「俺は適度に取ってる。総悟ほど休んではねーが、テメーよりかは非番がある。」
「Aさんは俗に言うワーカホリックってやつですかィ」
んぇぇ…そんなこと言われても意識してないからなぁ…
「とまぁそういうことで！Aちゃんは今日は非番だ！」
「え！急じゃないですか？私がいきなり休んだら困るんじゃ…」
「大丈夫大丈夫！だから今日ぐらい街で団子を食べるなりなんなりして羽伸ばしておいで！局長命令だ！」
局長サンのそんな言葉とともに屯所を追い出された私。
勿論、制服で過ごす訳には行かないので私服の着流しに着替え、いつもは一つに括っているいる髪をゆるくお団子にまとめ、制服を着ているときも愛用しているショートブーツを履いた。
完全なる非番モードである。
さて、何をしようかなぁと少し迷ってしまうが、せっかくなので久々にゆっくりさせてもらうことにする。
「すっかりこんな時間になってしまった………」
何も予定など無かったが、あんみつを食べたり街を歩いたりしていると、もう夕方だ。
さて、そろそろ帰るかな、と屯所に向かって歩いていると、
「ちょいと失礼」
笠を深く被った怪しげな影に声をかけられた。
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通行人N(プロフ) - 謬見さん» コメントありがとうございます(_ _;)毎週土曜日更新の予定です。Twitterで更新したらお知らせしていますので、ぜひそちらも✨これからも頑張りますのでまた感想をお聞かせ下さいね！ (2022年11月20日 16時) (
レス) @page17 id: 39adec4ff4 (このIDを非表示/違反報告)
謬見(プロフ) - 面白くて一気読みしちゃいました(*´꒳`*)更新待ってます！！ (2022年11月19日 21時) (レス) id: 9ecb800a6a (このIDを非表示/違反報告)
通行人N(プロフ) - 鬼魂さん» コメントありがとうございます(_ _;)そう言っていただけてとても嬉しいです✨これからも更新頑張りますので宜しくお願いします。 (2022年11月14日 15時) (レス) id: 39adec4ff4 (このIDを非表示/違反報告)
鬼魂 - とても面白いです！更新頑張って下さいｯ!楽しみに待ってます！！ (2022年11月13日 16時) (レス) id: ce3cc772d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：通行人N | 作成日時：2022年10月1日 10時
