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「あー、気持ちよかった〜」
「それは良かった」


藤ヶ谷さんと逢った日は、どうしても欲求が抑えられなくなり横尾さんに抱いてもらう。
仕事帰りに横尾さんを誘ったらいいよって言ってくれたから、ウチに寄ってもらって抱いてもらった。


横尾さんは彼女がいる。
ずっと付き合ってる彼女で。横尾さんは別に俺のことを好きなわけじゃない。俺もしかり。
最初は横尾さんのこと好きかなと思いかけたこともあったけど、藤ヶ谷さんに出逢ってその気持ちはマヤカシだったと分かった。


横尾さんに抱かれるキッカケは、なんだったかな。
大学を卒業し正社員として働くようになって、先輩の横尾さんに色々教えてもらってて。
そんな時、俺が社会人になり大学の時に付き合ってた先輩にスレ違いを理由に振られたんだった。丁度横尾さんに飲みに連れてってもらいその話をした気がする。先輩はオトコだと。
寂しい…と言っていた俺を横尾さんは両方いけるんだよねーと言ってそのままホテルにお持ち帰りした。


それが、はじまり。
それ以降横尾さんはたまにお願いをすると優しく優しく抱いてくれる。


年上の横尾さん。事務局長を任されていて。仕事ができる。


彼女がいる人とこういう事をするのは道徳的にどうかなとも思うけど、そこにお互い心がある訳じゃないから・・・いいかなとも思ってしまい続いてる。



ベッドでゴロゴロしてると、横尾さんは腕枕をしてくれる。



「今日、ミツが坂井先生の代わりをしてくれなかったから疲れたんですけど〜」
「ごめんて。でも生徒は喜んでると思うよ。横尾さんの授業受けれて」
「それ、ミツのでしょ。俺のは普通です」
「いやいや、何を言います局長」



横尾さんと言い合いをしてじゃれ合う。
この減らず口がと頭をグリグリされた。



「美容院ミツ結構行くけどさ。そんなに行かなくてもよくない?結構行ってない?俺、襟足とか長めのミツも好きなんですけど」
「生徒の手前そんなことは言ってられません」
「ミツは先生の鏡だね、ホント」



切り立ての髪を横尾さんの綺麗な指がかきあげて、クシャっとする。
そして、ゆっくり顔が近づいてきて唇を塞がれた。


「・・・ん、っ」


口から漏れる声をその唇で飲み込まれる



「もう1回しよっか」



横尾さんが上に乗ってくる
その背中に腕を回す


「ん」


この背中が藤ヶ谷さんならいいのになと思いながら。脳内で横尾さんを藤ヶ谷さんに変換させ抱かれる。藤ヶ谷さんに触れられたい。

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まいまい(プロフ) - ドキドキしすぎて私も好きな人の都合のいい相手になった気分です…宏光の気持ちがわかりすぎて切ない…ファーストも読みます!、 (2021年6月7日 8時) (レス) id: f1bcc9ce7b (このIDを非表示/違反報告)
R.Y kano(プロフ) - コメント失礼致します(_ _)セカンドとても面白かったです!ファーストも読みたいのですが作者様のページを見ても載ってなくて、どこから探せばいいですかね(--;) (2019年2月9日 9時) (レス) id: bbd6053d3d (このIDを非表示/違反報告)
りな(プロフ) - ももさん» 私も詳しくなくて、そうしていただけるとありがたいです (2018年8月11日 15時) (レス) id: cd6021df3e (このIDを非表示/違反報告)
もも(プロフ) - りなさん» りなさん 遅れてすみません!設定で年齢のところだとは思うのですが、初心者で詳しくなくすみません、もしよければメッセージでリンクなどお送りしましょうか?(ノ´▽`)ノ (2018年8月11日 9時) (レス) id: 5b51068866 (このIDを非表示/違反報告)
りな(プロフ) - ももさん» お返事ありがとうございます。どうやったら見られるようになるかおわかりになりませんか?セカンドとてもおもしろかったのでファーストも見させて頂きたいです。 (2018年8月10日 1時) (レス) id: cd6021df3e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:もも | 作成日時:2018年6月2日 22時

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