心情 _独占欲の芽生え7 ページ48
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(TH side)
「テヒョン痛いよ」
TH「...」
あの後結局我慢できず、
業界の付き合いなんてどうでもよくなって、失礼な態度だとわかってはいたが、ろくに挨拶もせずにあの場からヌナを連れ去った。
JN「ヤー、それは許せないな」
「テヒョン、痛いって」
JM「テヒョナ、気持ちはわかるけど赤くなってきてるから」
TH「(ぶすっとしている)」
ジョングガがヒョンたちに何があったか説明しているあいだ、俺はずっと服の袖でヌナのほっぺをさすっている。
ごめんねヌナ。
少し赤くなっているヌナのほっぺ。
でもムカつくんだ。
あいつが、最後に無駄な抵抗をしてきたこと
そしてそれが、まさかの頬への口付けだったこと
純粋なペンなのだろうことは最後の会話でわかっていたから、写真くらいなら許してやろうと思ったのに。俺とジョングガの牽制への挑発だったのか、最後のあがきだったのか。
なんにせよ、気に食わない。
韓国では、こんなことは滅多にない。
俺たちの普段の生活が頻繁に放送されているからなのか、ペンやスタッフさんも、ヌナに手を出すやつはいない。俺たちだけの空間を尊重してくれて、守ってくれている。そしてそれを求めてくれているarmyだって多いのだ。
だから、久しぶりのこういう事態に、俺は自分の中にあった独占欲というものが顔を出したことに気がついた。
この前、あーん後のヌナが可愛くて理性がさようならしたジョングガとヌナの事故チュー。
あんなんいくらだって許せる
気持ちはわかるし、俺はメンバーのことも本当に、本当に大好きだから。
でも、他のやつは無理。
調子乗ってAさん、なんて名前呼びやがって。おまけにぽっぽ。あぁもう、虫唾が走る。
「テヒョン〜テヒョナ〜テテくーん」
痛いってばー、って、赤いほっぺのヌナは言う。
ヌナは、言葉ではちゃんと俺たちに待てをかけるが、身体では抵抗をしてこない。
俺はそこに、
ヌナも嫌がっていないんだって、俺たちへの受け入れ態勢に愛を感じる。
それに気づくと俺は
TH「ヌナーーーーー、もう気をつけてよ(ぎゅうう)」
「ぐえぇ」
いつだって気分が良くなる。
ほら、今だってヌナは苦しいはずなのに、なんの抵抗もしてこない。いつだってそうだ、ヌナは俺たちを受け入れてくれる。
TH「ヌナ、俺たちヌナが大好きだよ」
「わたしもだよ〜でも苦しいよ〜」
ねえヌナ、好き。
俺たち、ヌナのことが好きなんだよ。
ヌナは、俺たちのなんだよ。
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笹貝(プロフ) - 秋夜さん» コメント、ご指摘ありがとうございます！速攻で直して来ました！違和感の中読ませてしまってすみません、以後気をつけます。また何か間違っていたり違和感があればご指摘頂けたらと思います。今後ともよろしくお願いします。ありがとうございました！ (2019年11月27日 20時) (
レス) id: 16adee083a (このIDを非表示/違反報告)
秋夜(プロフ) - いつも読んでます。ただ、、１つ言いたいのが、ナムジュンとホソクは同い年なのでヒョンにはならないですよ… (2019年11月27日 17時) (レス) id: 03ccaeb4a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：笹貝
| 作成日時：2019年11月23日 17時
