心情 _独占欲の芽生え8 ページ49
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「テテくーん、離してください〜」
TH「ヌナうるさい(ぎゅむぎゅむ)」
JN「ヤー、A本当に気をつけるんだよ?」
「うん、それに関しては本当に気をつけます」
共演者とのぽっぽ事件から数分。
わたしの頬をゴシゴシしていたテヒョンは、今度はずっとわたしを抱きしめている。
わたしたちの生活に、ハグは当たり前に存在している。心の距離だけではなくて、身体の距離も、わたしたちは他のグループより近いと思っている。
だから、これは当たり前なのだ。
だけど、それと同じくらい、
何度も言うように
「苦しいよぅ」
TH「可愛いけどヌナは黙って!(ぷんすこ)」
本当にぴったり、隙間を1ミリも作らないようにわたしを抱きしめるというか、もはや囲い包みこんでいるテヒョン。
筋肉量もすごいが、その分力の加減もしっかり理解しているぐうとは違い、テヒョンからの本気のハグは結構身体に来るのだ。わたしからしたら、巨人に上からのしかかられているような感じでしかないのだ。
「(可愛いんだけどさ、)」
さっきの件があって、ぐうから説明を聞いた皆も少し険しい顔をしていたが、当事者だったからなのか、テヒョンは一番長いことぶすくれている。
「テヒョナ〜、そろそろバン向かうよ」
テヒョンの背中を軽くトントンしてみる。
ぐずぐずしながら腕を緩めるテヒョンに、まるで本当の五歳児だな、と笑みがこぼれる。
JK「ヌナ、今度から現場では必ず誰かと一緒に行動してくださいね」
JH「ヤー、これは本当にそうした方がいいぞ」
「今回はたまたまだよ、滅多にないよ?」
NJ「そのたまたまと遭遇した時、どうなるかわからないだろ?」
JM「ヒョンの言う通りですよ」
JN「慣れない現場では、僕たちと一緒に行動しようね」
「うーん、わかりました」
過保護だなぁ皆。
でも心配してくれることは嬉しいので、素直に従っておく。
駐車場につき、バンの扉を開けてくれるマネオッパ。皆がそれぞれ車の後ろにに荷物を入れていく。
すると隣に、さっきのアイドルグループのバンが止まり、ぽっぽさん(名前は日本語で覚えられなかった)と目が合った。
「(気まずい)」
ぽっぽさん達に気づいたメンバーの空気が、少しだけピリピリする。
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笹貝(プロフ) - 秋夜さん» コメント、ご指摘ありがとうございます!速攻で直して来ました!違和感の中読ませてしまってすみません、以後気をつけます。また何か間違っていたり違和感があればご指摘頂けたらと思います。今後ともよろしくお願いします。ありがとうございました! (2019年11月27日 20時) (レス) id: 16adee083a (このIDを非表示/違反報告)
秋夜(プロフ) - いつも読んでます。ただ、、1つ言いたいのが、ナムジュンとホソクは同い年なのでヒョンにはならないですよ… (2019年11月27日 17時) (レス) id: 03ccaeb4a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:笹貝 | 作成日時:2019年11月23日 17時