第1話 三日月 ページ2
午前０時
街が寝静まり、街灯が道路を照らす。
其れをヨコハマに聳え立つ黒い楼閣から見る男と女が二人。
「こんな時間に呼び出して一体何の要ですか、首領」
「ご免ってAちゃん。今日は君に出張を頼みたいのだよ。…今日の月の形は何だと思うかい」
「……半月だけど」
「半月なのに今日の月は三日月。昨日も一昨日も三日月。可笑しいと思わないかい」
「新手の異能力か…でも他の地方でも三日月…強力な異能、な訳無いし………
真逆ッ！本当に消滅した」
「其の通りだよ。月を消滅させたのは此の生物。
生物は椚ヶ丘中学校の三年E組で教師をして居るのだよ。
後は、解るだろう」
「ハァ〜。
政府直々に頼まれて、私に其処の教師をしろとね…
中也にさせれば良いじゃん…駄目か、背が小さ過ぎて教師じゃなくて生徒だ。
給料上げて下さいよね。後、仕事減らして」
「ぶれないね…宜しく頼むよ。石川A」
「全てはポートマフィアの為に」
Aの手に有るのは、黄色い蛸の写真と生徒の出席簿だった。
そして、蛸の目的が乗った紙が1枚。
来年の3月に地球を消す。
本当に地球が消されたら堪ったもんじゃ無い。
此の愛すべきヨコハマを守る為なら身を削り、盾と成り矛と成ろう。
其れが石川Aのモットーだ。
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百華夜(プロフ) - サリーさん» コメントありがとうございます！更新頑張りますので何卒宜しくお願い致します！ (8月7日 9時) (
レス) id: 4a0468ad2f (このIDを非表示/違反報告)
サリー(プロフ) - やったー！めちゃくちゃ面白いな〜、続き読みたいなと思っていたので更新してくださるのとっても嬉しいです！！頑張ってください！ (8月5日 22時) (レス) @page5 id: 9854721a05 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：百華夜 | 作成日時：2023年4月6日 14時
