【呪術廻戦】五条悟の婚約者は死亡ENDを回避したい

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夜蛾[そうか。書類の手続きはしておこう。・・本当に戻ってこないのか？]



あの村を出たあと夜蛾先生に退学する旨を連絡した



突然のことなのに夜蛾先生は驚かずすんなりと受け入れてくれた



『はい。一度戻れば私はもう呪術界から離れることができなくなりそうですから』



夜蛾[そうだな。俺はお前に何も・・・いや、何かあったらいつでも連絡してくるといい。一応は俺はお前の担任だからな。就職や大学の推薦だって力になれることはある]




『・・ありがとうございます。』





夜蛾先生には双子達のことを伝えた。私の知り合いの養子にすること恐らく呪術師の才能があること



それらを伝えた上で夜蛾先生は私が高専を抜けることを許してくれた


上層部に知られればきっとただでは済まされないだろうに



夜蛾先生は見逃してくれる上にその後の手助けまでしてくれるという



電話を切ったあとしばらく携帯を眺める


電話帳に残されたのは夜蛾先生とあとは信頼のできる相手の連絡先だけ



五条悟の連絡先は真っ先に消した




連絡がくるとは思えないが残していたら後々面倒そうだから


それと…………あの人の声はもう聞きたくなかった




菜々子「お姉ちゃん…？」

美々子「泣いてるの？」



不安そうに見上げる二人になんでもないよと笑いかける




『菜々子ちゃん美々子ちゃん。これから優しいお婆さんの所に行くけど大丈夫そう？』



虐待されていた二人にとって知らない人は怖いかもしれない


あの時高専ではなく私について行くと言ってくれた2人



それでも私一人でこの子達を育てるのにはなんの後ろ盾もない



菜々子「東雲様のおばあさんなの？」

美々子「東雲様その人怖い？怒らない？」





『私のお婆さんでは無いけど私を育てて守ってくれた人よ。優しくて暖かい人だから安心して・・ご飯の時にふざけなければ怖くないし怒られないわ。それと・・・・・・・"東雲様"はやめない？さっきみたいにお姉ちゃんで』



「「東雲様！！」」




物凄い笑顔で言われた、子供に様呼びされる私って……





このぐらいの子供はヒーローとかに憧れるから仕方ないのかな、それでも様呼びってまたマニアックな



『えーと、お姉ちゃんとか、ほら、Aちゃんとか』


「「A様？」」



どうしてそうなるの




『えっと、できれば様をやめて欲しいな』



「「ママ？」」


『A様でお願いします』




さすがにこの歳でママはキツイだろ

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