【呪術廻戦】冷たかった彼氏が別れた途端に彼氏面してくるんだが？

＊出会いからずっと ページ31

・＊は過去のお話です。(夏油視点)





『竜胆A。よろしくー、あ、これ仲良くするための賄賂ねー』



夏油「ああ、うん。ありがとう」




毎年入学者も少ない高専には入学式というものはなく今日は顔合わせということで教室に集まった



集合の10分前だからまだ誰も来てないかな


そんなことを思いながら教室の扉を開けると制服を着た黒髪の少女がいた



その子は窓から外の景色を眺めていてまだこちらには気づいていない



ふわりと窓から風が入りその子の髪がなびいた



艶やかな黒髪にまだあどけさの残る可愛らしい顔



美少女と呼ぶにふさわしい姿にときめいたのは事実だ


自慢ではないが私はモテる方だ。街を歩いていたら年上のお姉さんに声をかけられることもある



付き合うのも年上が多かったせいか幼さの残るその顔にやけに惹かれた



私を見つけてふにゃりと笑う姿が可愛くて中身も可愛い人なんだと思った途端




『賄賂受け取ったからこの後の任務ペア組んでくれる？ツーマンセルじゃないと行けないのだるいよね』




貰った袋には彼女が好きなんだろうか飴とクッキーとガムとチョコというよく分からないお菓子の詰め合わせが入っていた



夏油「ペアを組むのはいいよ。でも二級以上なら単独で行けるし私は一人でもいけるかな」



あ、しまった


つい、いつもの癖で煽ってしまった。これは第一印象最悪じゃないか



『え！？もう二級なの凄いね！ならこの後の任務は安心だ』



煽ったことなど気にしてない…というか煽られたことすら気づいてない様子でにかっと笑う姿



その顔に衝撃を受けて私はフリーズした


時間ぴったりにきた硝子になんで固まってんの？って言われるまでフリーズしてた


ちなみに悟は10分遅れてきて夜蛾にゲンコツを落とされていた

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