お飾り13 ページ15
・
夏油「A私は怒っているよ。どうしてか分かるかな？」
『わ、分かりません…申し訳ありません』
ソファに座る旦那様と床に正座する私
今日は久々に本家に呼び出されて"いつも通り"囮としての仕事を終えて帰ってきたら旦那様がお怒りだった
帰るのが遅かったからお怒りななのか夕飯の用意がまだなのをお怒りなのかと聞いてもどれも違うと言われた
夏油「君は今日どこに行ってたのかな？」
『じ、実家の方に』
実家に行くことは旦那様に伝えていたしもちろん許可も貰っていた
夏油「実家で何しに行くって？」
『当主様にご挨拶とお仕事のお手伝いを』
夏油「仕事の手伝い？呪霊の群れに投げ込まれることが？」
『？、はい』
旦那様が何に怒ってるのか分からなくてつい首を傾げてしまった。
囮として呪霊の群れに放り込まれるのは役立たずの仕事をだし怒ることは何も無いのに
夏油「君は呪霊が見えないんだよ？何かあっても気づくのに遅れる。そんな君を囮として使うなんて」
『あ、でも、囮の時は呪霊は見えますよ？』
言葉を遮ってしまったからなのか旦那様の眉間にシワがよる
どうしようと慌てていると怒ってないから続けてと言われ頷く
『呪霊の生き血を飲むんです。そうすれば一時的ではありますが呪霊が見えるようになって・・旦那様？お顔色が悪いですが？』
夏油「生き血はいつから飲んでるの」
『えっと、私に術式や呪力がないと分かってからなので6歳の頃からですね』
旦那様の顔はますます暗くなる
そしてぎゅっと優しくだきしめられる
『だ、だんなさま？』
生き血を飲んでるのことにお心を痛まれたのだろうか
確かに呪霊の生き血は形容しがたい味ではあるけれど
夏油「もう、そんなことはしなくていいからね」
『で、でも、家の仕事が』
夏油「八重家には私から言うから君はそんなこと二度としないこと。君の仕事はこの家で私の帰りを待つこと。いいね？」
旦那様の必死な様子に私はこくこくと頷いた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2711人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぱぴ子(プロフ) - お願いします続きくださいまじで最高です (10月16日 19時) (
レス) @page32 id: 7ff67b8293 (このIDを非表示/違反報告)
M - 続きが見たいです。お願いします (2022年12月30日 17時) (レス) @page32 id: 56a51bd1b3 (このIDを非表示/違反報告)
ねこ - 拗らせ具合がほんとうに好みすぎます(@_@。ぜひ続きを！！！！！！ (2022年11月11日 11時) (レス) id: a7ebf70cf1 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - 続きが見たいです！！！！！！！！！(」ﾟ∀ﾟ)」ﾎｼｲｨｨｨｨｨｨｨｨｨ!! (2022年10月20日 2時) (レス) @page30 id: 4bbd9f6009 (このIDを非表示/違反報告)
菜央(プロフ) - ｯ続き…_:( _ ́ཫ`):_続きをｫｫ…お恵み下さいませ…( ´ཫ` )ｸﾞﾊｧ (2022年7月18日 20時) (レス) @page30 id: d61ef6835a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：山茶花
| 作成日時：2021年7月2日 22時
