【ツイステ】ブラック本丸で鍛えられた審神者が監督生になる話

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朝起きたら違う世界だった



こんな経験をしたのは世界で私だけだと思う(多分)




普通の人なら驚いたり慌てたりするんだろうけど



私は特に焦ることも無く懐かしい学生生活を過ごしていた




フロイド「小エビちゃんさ〜元の世界に戻るきあんの？」



図書館での自習中だと言うのに私よ横で寝転びながら聞いてくるこの人は人魚らしい。異世界ギャップやべぇな


『ありますよ。』




簡潔に答えるとぜって〜うそだぁと言われる。なぜ




フロイド「だって学園長が真面目に探してねぇのに怒んねーし小エビちゃん自分でも探してないでしょー？」





私のことを小エビと呼ぶこの長身の男はどうやら私が元の世界に帰ることを諦めてると思ってるらしい



どうでもいいけどその身長分けてくれないかな。これで私より歳下とか信じられん




『多分大丈夫だと思いますよ。』



根拠の無い自信と言われてしまえばその通りなんだがでも私にはそれがある



あの神様達は私がどこにいようと見つけてくれるって痛感させられたから



フロイド「ふーん、小エビちゃんは迎えに来てくれる人がいるんだね〜」




何も言ってないのになぜ分かるのか。それは彼の感性なのか本能なのか




くぁとあくびする人ではない彼はどこか彼らに似てるような気もする



ジェイド「おや、フロイド。監督生さんとサボりですか？」



フロイド「うん〜小エビちゃん不良なんだ〜」



『なんでですか。フロイドくんが勝手にサボってるんですよ』




見た目が学生とはいえ歳下を先輩と呼ぶのは気が引けるので君付けで呼んでる。エースには頭おかしいって言われた



フロイドくんもジェイドくんもいい子なのに何故が疎遠されてるんだよね




フロイド「小エビちゃん怒った〜？」



黙っていたたしの顔を覗き込み眉を下げてしゅんとするフロイドくん



図体のでかい幼稚園児のような彼の仕草は心臓に悪い



『怒ってません』



ジェイド「相変わらず表情が変わりませんね」


『ジェイド先輩には言われたくないです』



あなたのその鉄壁の笑顔が私にもあればな




フロイド「ジェイド〜小エビちゃん元の世界から迎えに来てくれる王子様がいるんだってー」




ほんとにきままだなこの人




ジェイド「おやおや、貴方に王子様は似合いませんよ。」




しれっと失礼だなこの人



『王子なんか来ないですよ。来るのは血の気の多いおバカさんたちです』

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