百獣の王は恋人に甘い【ツイステ】

喧嘩 ページ24

ラギー視点




"喧嘩"というものを二人はしたことがない



それもそのはずAさんがレオナさんがやること全て許してしまうからだ



レオナさんもAさんに甘いしお互いの意見がぶつかったことなんてなかったはず、



それなのに





『レオナさんに嫌われているのかもしれない…』



はあとため息をこぼしコーヒーを飲むAさん


境遇が似ているせいか俺はよくAさんの相談にのる



と言ってもAさんが悩みを相談することなんてほぼない


いや、学園に入学してからこれが初めてかもしれない



ラギ「ありえないっすけど、どうしてそう思うんすか？」



ずーんと落ち込むAさんは珍しい。言葉を選びながら聞いていこう




『もう付き合って4年は経ちます。なのに・・一向に手を出してはくれないの』


ラギ「ぶっほぉぉぉぉ！！！」



飲んでいたコーヒーを思いっきり吹く



『え、ラギーくん大丈夫？』



え、今手出さない？っていった？あのAさんが？？意味わかって言ってんの？うそだろ、あの天使が、学園のアイドルが？？？？？←NRC生は皆Aに夢みてます




『へ、変だよね？魅力がないってことなのかな…、レオナさんの周りには容姿端麗な方も多かったし、やっぱり私じゃ不満…』



いや、あんたほど容姿端麗な人はいないっすよとツッコミたいのを飲み込みどうしてその思考になったのか聞き出す



『エースくん達が彼女いて我慢できるわけはないってもし出来てるならそれは他に女がいるからって話してるのを聞いて』
※実際は監督生の世界の昼ドラの話で盛り上がってただけ



何話してんだあの悪ガキ1年共！



Aさんはスラムより酷い場所にいたんだ、そういう知識はあることはある程度予測はしてたが鈍感な性格も相まってややこしい事になってきてるな




『私、胸もそんなに大きくないしそりゃ抱きたいなんて思わないよね……』




いつもの明るいAさんはいなくてネガティブな思考に取り憑かれていた




いやいや、あの人あんたと一緒に寝るために我慢して襲わないようにしてんすよ？

傷つけないように、レオナさんがこんなに女性を大切にするのなんて初めてなんすけどって言っても信じてもらえねーか



『別にレオナさんが浮気してもいいの。私は今情けで傍に置いてもらってるから』



ああ、どんどんネガティブにこんなこと聞かれたら




レオ「おい、浮気されてもいいってどういうことだ？」






面倒なことになった

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