百獣の王は恋人に甘い【ツイステ】

・ ページ23

________________

ユウ視点


『それで、偶然使用人を探してたレオナさんに雇われることになって再開できたの。それからは私がレオナさんのこと好きになっちゃって、レオナさんが入学する前に告白して今に至るってわけ』




ほんと、ラッキーだよねと笑うAさん



うん、多分それ偶然じゃないな。ラギーさんいる時点でレオナさんが根回ししてたのら分かりきってるし、


恐らく入学して王宮にいない間Aさんに手出しさせないように入学までに告白されるよう調整したんだな



『神様っているんだね〜。あの街から抜け出せたのも奇跡だけどまさかレオナさんにまで再会できるなんて』




純粋なAさんは信じきってるな。Aさん頭はいいけど恋愛に関しては物凄く鈍感だからな




ユウ「その約束の言葉？ってどういう意味なんですか？」



"贈り物は全てを幸せにする"



前にもレオナさんが幼児化したAさんに言ってた



『んー、これは私の口癖みたいなもんでさ。あの街では贈り物なんて貰うことなかったし、そこら辺の石でも何でも誰かから何か貰えるってことが何よりの幸せだったの』



何となくだけど分かるな




『私のユニーク魔法"贈り物"は私が持ってるものなら何でもあげることができるの。私が持ってるもので誰かが笑ってくれることを祈ってスターチスの花をレオナさんにあげたの』




『でも、返答は逆境に立ち向かえ、人生に抗え、歯向かい続けろって。』



なんかレオナ先輩らしいな



自分以外の幸せを祈ったのに諦めるなって言われて困ったと嬉しそうに笑うAさん




Aさんにとって欲しかった言葉なんだね




ユウ「レオナ先輩と付き合えて良かったですね」




そう言うとAさんはとびきりの笑顔で笑った




『うん！最高に幸せ！！』

喧嘩→←・

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す