ぱぱのむすめがいい【桃】

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さとみside

正「つぐみ！」


そういいながら入ってくる九条さんと山川


山「見つけていただいてありがとうございます」


そう言って俺の腕からつぐみを引き取ろうとする山川

渡すものか

一歩下がって交わす


山「一体、どういうおつもりですか。誘拐になりますよ」


さ「どの口が言ってんだよ。つぐみから全部聞いた。言い逃れできると思うなよ」


正「？どういうことでしょうか？ご説明いただいても？」


一人、わけがわからないといいたげな顔をしている九条さん
今回のこと九条さんは悪くないからな…


さ「そこの山川ってやつに俺もつぐみも騙されてたんですよ。


目的が何なのかは知りませんけど、


俺とつぐみのことを強引にでも引き剥がして、九条さんのとこに連れて行きたかったみたいです」

何も言わずにうつむいている山川


山「何か、二人の中で勘違いしているのではありませんか？私がそんな事するわけないじゃありませんか。」


さ「お前(((『じゃあ、なんでつぐみにぱぱはつぐみのこといらないっていったってうそついたの？』


今まで何も言わなかったつぐみが唐突に言葉を発する


『ぱぱ、そんなこといってないっていってたよ』

山「実の父親より、義理の父親のことを信じるというのですか！？」

『だってぱぱだもん。つぐみのぱぱは、ぱぱだけだもん。しんじるにきまってるよ』


また何も言わなくなる山川

そして、山川を睨む九条さんが口を開いた


正「私もつぐみと知り合ってからは日が浅いけれどね


つぐみはそこでくだらない嘘をつく子供ではない。


自分の意見はしっかりという子だ。


お前の目的が何なのかはあらかた検討はついた。


今回のことは公表しないでおいてやるから


お前は今日付でクビだ


二度と私と、桃宮さんと、つぐみの前に顔を出すな」



あぁそうか


この人も父親なのか


だから、俺と同じで娘を傷つけた人間が許せないのか

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