冷たい ページ2
朝。
鳥のさえずりが聞こえて目がさめる。
そんなはずなく、
いつも通り目覚まし時計に起こされた。
朝わたしがやる事なんて毎日同じ。
旦那が起きる前に朝ごはんを作って
お弁当も作って
旦那を見送って
掃除をして
洗濯して…
どこか会社で働いている訳でもない。
そこらへんに沢山いる専業主婦。
今日もだるいな。
そんな事を考えながら体を起こす。
パンに目玉焼き、ベーコン。
そしてコーヒー。
まるで絵に描いたような朝ごはんだな…
なんて考えながら
お弁当作りも一緒に取り掛かる
目玉焼焼き作ろ。
と思いながら冷蔵庫を開ける。
「嘘でしょ…」
卵を買い忘れていた。
卵がなくてもどうにかなるよな。
そう思い、違うメニューを作り始める。
なんだかんだで作り終えた朝ごはん。
そして包み終えたお弁当。
もう少しであの人が起きてくる。
なんてそわそわしているうちに
あの人の部屋から物音が聞こえてきた。
こちらに歩いてくる音が聞こえる。
あ…
もう来る。
「おはよう。」
「ん…」
「はい。朝ごはん。」
テーブルの上に朝ごはんを差し出す。
「……要らない。」
「そっか。」
もう慣れている。
こんな会話。
「お弁当は持っていってね？」
「…ん」
寂しいなんて思ってない。
「もう行くの？」
私が朝ごはんを食べてるうちに用意し終えた彼がでてきた。
「…いってくる。」
「いってらっしゃい」
扉の閉まる音で現実に引き戻される。
そこらへんにいる専業主婦。
とは少し違うかもしれない。
なにせ私の旦那
志麻はわたしに冷たいのだ。
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よにん - 続き読んでみたいです！応援しています！ (2020年5月30日 5時) (
レス) id: 821643fc43 (このIDを非表示/違反報告)
イン - ﾝｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ好きぃぃぃぃぃぃぃぃ (2020年5月19日 22時) (レス) id: ddf20db866 (このIDを非表示/違反報告)
太宰君(cv.Ruka)(プロフ) - すごく面白くて、続きが気になるのですが、続きを書くつもりはないのでしょうか… (2019年7月29日 14時) (レス) id: 44f3542d96 (このIDを非表示/違反報告)
あお(プロフ) - 小説読ませて貰いました。すごく面白くてこのあとの展開が気になりました。続き書く予定はありますか? (2019年7月19日 14時) (レス) id: 692ce0d98a (このIDを非表示/違反報告)
磨美(プロフ) - 最近更新されてませんが、ずっとこの作品が大好きです！ (2019年5月18日 8時) (レス) id: 0f1b846628 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白湯 | 作成日時：2019年3月24日 21時
