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�招遏�日◆曜日。雨。
北さんから昼休み図書室に集まってくれとの指示があったため、侑くんと銀島くん、角名くんに治くんとかたまりながら体育館へ向かっていた。
いつもなら体育館へ向かうはずのこの時間、どうして図書室なのだろうか。
思い当たるとしたら、そう。
「テストの話でもされるのかな」
「Aちゃん今一番言うたらあかんやつやで」
「諦めなよ。どうせその話なんだから」
渋い顔をする侑くんに角名くんが言う。
銀島くんがたった今、こそりと教えてくれたことを以下にまとめてみると。
我らが稲荷崎高校男子バレー部はIH準優勝だった。
春高県予選は3回戦まで免除される。
いわゆるシードというもの。
しかしその以前に私たちには越えなくてはならない壁がある。
とのことである。
「まあ、それがテストなんやけど」
「銀島くん勉強苦手なんだっけ？」
「う〜ん。まあAさんほど頭良いわけやないし」
「Aちゃん勉強出来るんか」
腹が減ったと先刻からモサモサとコッペパンを口に運んでいる治くんが言う。正直に言ってしまえば、不得意というほどでもない。
むしろ今まで部活をしていなかった分、他の人より勉強する時間があったために成績は悪くない方だ。
「皆より時間があったからその分、ね」
「遊びにあてよう思わんのがAちゃんのすごいとこやな」
「ありがとう。治くん口にパンくずついてるよ」
「マジか」
恥ずかし、と彼はそれを指で拭った。
立ちながら物を食べるのもぶっちゃけどうかと思ったけど、きっと彼にとってはコッペパンですら飴玉みたいなものなのだろう。
北さんに見つからないと良いな、なんて密かに願った。
「あのさ、思ったんだけど」
階段を登ったところでふと角名くんが口を開く。
その視線は私のことを見下ろしているようだ。
「どうしたの？」
「Aさん、双子と仲良いのに女子から何もされてないよね」
「ああ、それ。私も思ってた」
今だってそう。周りに女の子たちはいっぱいいて、きゃあきゃあ言ってるのに私ってば何もされてない。
最初はビクビクしていたけど、何もされなさすぎて怖がってるのも馬鹿らしくなってしまったのだ。
「影が薄すぎるのかなって考えてたんだけど」
「俺の輝きが強すぎるからやな」
「俺やろ」
「喧嘩すんなや」
銀島くんが2人の間に割って入っている間に、私は角名くんと話を続けた。
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シノメ(プロフ) - るぴあさん» ようやくボールペンを持ちました〜！！感想ありがとうございます！！続々編も是非楽しんで頂ければなあ、と思っておりますので〜！！ (2019年10月12日 17時) (
レス) id: 56e895e066 (このIDを非表示/違反報告)
るぴあ(プロフ) - もう、むちゃくちゃおもろいです。ボールペンを持たれるのを待ってます！！！！ (2019年10月10日 17時) (レス) id: d73982be8d (このIDを非表示/違反報告)
シノメ(プロフ) - 來さん» 待っててくださってありがとうございます！なかなか甘々な展開に持って行けてないのですが、これからちょこちょこ増やしていけたら良いなと思っております！わあ嬉しい...！身体の心配までしてくださってありがとうございました！これからも頑張ります！ (2019年9月29日 17時) (レス) id: 56e895e066 (このIDを非表示/違反報告)
來(プロフ) - 待ってました！お疲れ様です！相変わらず青春してるなー、と微笑ましく見ております。更新も早くて侑くん達と同じように作者様を応援する毎日です。体調に気をつけて頑張ってください！素敵な作品をありがとうございます！ (2019年9月28日 19時) (レス) id: 5f382bf3f2 (このIDを非表示/違反報告)
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