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Where there’s smoke,there’s fire 8 ページ25

ランピー「早く逃げて‼」

逃げ惑う人々を少しでも落ち着かせる為、ランピーは大声で呼びかけた。

ランピー「ハンディ‼消火活動をして‼僕は、マイムとその友達を助ける‼」

ハンディ「ああ、任せた‼」

ランピーは扉を壊すのに使う(オノ)を手にして、一軒の火の手が上がっている家に向かった。あそこにマイムがいる。振りかざして、扉を壊そうとした。だが、扉が頑丈な作りなのか壊せない。僅かにヒビが生じただけ。
ドアノブは、熱によって開けられない。

ランピー「もう!人様の命を何だと思っているのさ...!なんで僕の邪魔をするのさ...!」

見えない悪魔に文句を呟く。ここで諦めたら消防隊員として失格だ。否、助けを求めている命を見捨てるような者が、一際愚かだ。再び(オノ)を振りかざして、力の限りドアを壊した。ヒビが大きくなった。また振り上げた。ドアが半壊した。ランピーはそこを体当たりして、転がり込んだ。

ランピー「ゴホゴホ‼...やばい...!」

火災で恐ろしいのは、火に灼かれる事だけではない。物が燃焼した際、物によるが、有毒な煙が発生する事だ。それを吸うと命に関わる。
既に炎は大きく、今にも焼け崩れそうだ。事を争う事態だ。親戚の子供とその友達を、早く救助しなければ。あの光景を、2度も見てしまっている少年はきっと、人一倍恐怖に震えているはずだ。

ランピー「マイム‼どこにいるんだ‼返事をして‼」

大声で呼びかける。すると微かに声が聞こえた。少女の声。脱兎の如く向かう。そこには、床に伏せて煙を吸わないようにしている、赤いリボンを付けた、桃色のリスの少女が。

「助けて...」

ランピー「大丈夫⁉マイムの友達だよね⁉...マイムはどこに...?名前は?」

ランピーはそう言いながら、ギグルスをヒョイと抱いた。

ギグルス「ギグルス...です...。マ、マイムは...ペチュニアを...助けようと...」

突然、大きな爆発音が響いた。同時に炎が勢いよく燃え上がった。

ギグルス「嫌ああああ...‼」

パニックになる少女を慰める。

ランピー「大丈夫!残りの2人も必ず、僕が助けるから‼」

火炎の中を、2人は脱出した。救急車も既に来ていた。

ランピー「この子をお願いね」

2人を助ける為、ランピーは再び炎の家に入った。

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設定タグ:HTF , ハピツリ , 二次創作   
作品ジャンル:アニメ
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ルツ(プロフ) - レジスタンスさん» ありがとうございます! (2017年4月4日 12時) (レス) id: 62681feacb (このIDを非表示/違反報告)
レジスタンス(プロフ) - とっても面白かったです!!(*’ω’ノノ゙☆ (2017年4月4日 8時) (レス) id: 2d55fe83e4 (このIDを非表示/違反報告)
ルツ(プロフ) - レジスタンスさん» そうなんです...泣く泣く見放すしかなかった者、自分だけが生き残ってしまった者...それぞれそういった傷を持っているんです。結構苦労しました... (2017年3月29日 11時) (レス) id: 62681feacb (このIDを非表示/違反報告)
レジスタンス(プロフ) - 全員、傷を負っているのですね…何とも言えない感じでした… (2017年3月29日 10時) (レス) id: 2d55fe83e4 (このIDを非表示/違反報告)
ルツ(プロフ) - レジスタンスさん» その通りです!『火』に関係しているという理由だけでつけました(笑)出演者達『適当...』 (2017年3月15日 12時) (レス) id: 62681feacb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ルツ・ヒューイット | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2017年3月4日 14時

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