きっと届かない、この思いは。【天月】

好きな人 ページ6

「はじめまして、AAって言います」


「光輝です。今日はよろしくお願いします！」


…え？luzさん？


ライブで見た顔に声。それに名前に光が入っている


「今度アメリカに行くんですよね、どこらへんの基礎まで分かりますか？」


スルーしていこう。バレないように


「基礎って？高校生位？」


「高校生…ですか。じゃあ、私があっちでよく使った言葉とかを教えますね」


まずは買い物する時、食事の時。と、どんどん進めていく


「これ位ですかね、これが当時使ってたノートです。よかったらお貸ししますよ？」


「本当ですか？！ありがとうございます…連絡先良いですか？」


「はい」


ラインを交換すると「あ、そういえば何歳ですか？」なんて聞かれる


「24で、今年25になります」


「え、同い年！？」


年下かと思った!なんて驚かれる


…童顔でコンプレックスだから触れないでほしい。仕事でもメイクをしないと浮いてしまう


「光輝さんってハーフなんですか？」


無理やり荒業で話を逸らす


「う〜ん、ややこしいんだけど父親がハーフで…何ていうんだろう？」


「凄いですね」


ツイキャスで聞いたことあります、貴方絶対luzさんだよね！


「タメでいいよ！光輝って呼んでくれていいから」


「ありがとう、光輝ね…光輝は歌い手さん好きなの？」


ピクリと肩が動く光輝


「…誰に聞いたの？」


「茉莉さん。私、友達で話し合える子会なかったから話が合う！って言われて引き受けたの」


「なにそれ」


あははと笑いながら何か考えている光輝


「一応、ルス、luzって書いてルスで活動してるよ」

好きな人→←好きな人

ラッキーアイテム

革ベルト

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す