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そして酔っているときは俺にベッタリで自分と付き合ってると思っている。
酔いが醒めたら忘れる。ということが分かった
今考えてもよくわからない、でもそろそろ慣れてきたし俺の淡い気持ちも制御できている
シャワーを浴びたら、少し頭がすっきりして気分が良くなった
居間に戻るとAが珍しく起きていた
「なんや、起きてたんか」
『え、ああまあ』
「シャワー浴びる?」
『うーん、いいや』
ちょっとボーっとしてるし、まだ酔いが回っているのであろう
俺はソファにいるAの隣に座り、携帯をいじり始めた
『ねえ、志麻』
「どした?」
『……』
「なんや?」
Aは首だけ向けて俺のほうをじっと見つめてくる
「マジでなに?変な酔い方でもしてる?」
『そういうわけじゃないけど、その、今ね、私酔ってるの、』
「あ、ああ」
1年前のあのときもこんな感じだったな。その時からずっと変わらず、いやそのときより確実に愛は大きくなっている
『……抱きしめてくれない?』
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さいき(プロフ) - 猫味の飴さん» 全部の作品読んでくださってありがとうございます…! (2023年1月22日 20時) (レス) id: 296fc508a3 (このIDを非表示/違反報告)
猫味の飴 - 新作もめっちゃ面白いです...!前のもおもしろかったけど今回のもすごい書き方とか凄くてめっちゃ尊敬です!頑張ってください! (2023年1月9日 0時) (レス) id: da5fff30a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さいき | 作成日時:2023年1月2日 0時