許されない愛 part5

144.片付け ページ24

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―そして私たちはお嬢様の部屋に入ると、片付けを始めた。

メアリーはお嬢様の洋服。

フィルはお嬢様のベッド。

バロンはソファ。

レオン様はお嬢様のお化粧道具。

私は…お嬢様のテーブルの引き出しの中を片付けていた。

引き出しを引くと、色々な物が出てきた。

裁縫道具、アクセサリーの入った箱、楽譜…

私はすべての引き出しを片付けていった。

そして最後の引き出し。

私はその引き出しを引いた。

セ「…これは。」

そこには、箱と何通かの封筒が入っていた。

何通かの封筒を手にとって誰宛なのかを確認した。

セ「…!メアリー、バロン、フィル、レオン様。」

私が4人を呼ぶと、4人は不思議そうにこちらへ近寄った。

セ「…お嬢様からのお手紙です。」

フィ「え…!?」

バ「手紙…?」

メ「お嬢様、から…?」

レ「…」

私は手紙を4人に配った。

4人は私から受け取ると、すぐに封を開け読み始めた。

そして最後の箱…私はそっと手に取った。

『セバスチャンへ』と箱には書かれている。

これは、お嬢様の字…

私は箱を開けた。

セ「…これは。」

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