許されない愛 part5

137.望んでいたこと ページ17

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―そして、彼と出会ってから始まった。

新しい生活。

私が、復讐を遂げるための毎日が…

それまでが大変で、辛かった。

ブライアント家の完璧なお嬢様と執事を完成させるには。

私たちは様々なことを努力した。

セバスチャンの作った料理は、特別不味かった。

でも、毎日毎日セバスチャンは料理の勉強をし、料理の味がどんどん美味くなっていった。

私も私で努力した。

歌のレッスン、バイオリンのレッスン、ピアノのレッスン、ダンスのレッスン、私たちは二人で努力をしていった。

そして、私が歌手として復活したあの日…私は決心した。

―あ「私は、歌手として復活するためにここへ戻ってきたんじゃない。
私は…復讐するために戻ってきたの!お父様とお母様を殺した者に復讐するために…!」

セ「お嬢、様…」

あ「セバスチャン、私とあなたの契約はあなたが私の復讐を遂げるために私に力を貸し、そして私の復讐が遂げられたその時に、私の魂をあなたが喰らう。
私は…今の魂をあなたに食べてもらいたくない。」

セ「…!」

あ「今の私の魂なんて、なんの価値もないと思う。復讐を果たした時こそ、価値があると思う。
私は…その魂をあなたに喰らってもらいたいの!」

あの時の私は…そう望んでいた。

あ「だからセバスチャン、私の復讐を遂げるために私に力を貸して…!私に、勝利を…!」

セ「…Yes,My Lady...」

私は、そう望んでいたのに…

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