十 ページ10
『…』
その日の夜、私のお迎え会を開き終わり
坂田さんと二人きりになる時間があった
少し気まずさもありつつ私はお酒を飲む
坂「にしても良かったな。俺らが早めに見つけてて。」
『…まぁ。』
坂「あの時悪かったな。回りくどい言い方しちまって。最初から来いって言っときゃ傷つか…」
『私が…私が素直にならなかったから。
坂田さんのせいじゃない。』
初めて人の話をさえぎり、私は自分が伝えたかったことを言う。
『ただ、あそこしか宛がないのは本当だし、
なんやかんやで小さい頃からいたから落ち着くめんもあったの。』
坂「…小さい頃から、ね。」
『でもやっぱり私必要とされてなかったみたい。』
坂田さんは下を向く私に近づき隣に座ると
小さく呟いた
坂「大丈夫。次のお前の居場所はここだ。めいっぱい必要としてやる。呆れるくらいにな。」
『…坂田さ…』
坂「zzz…zzz…」
坂田さんは私の肩に頭を乗せ体ごと寄せてきた
隣を見れば寝ていて謎に不思議な気持ちになった
人が隣で寝てる。
こんなの初めて。
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作者名:沙也加 x他2人 | 作成日時:2018年9月30日 13時