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19話 ページ19

光彦『それなら途中からですが、ちゃんとメモってありますよ。え〜と……スタウト、アクアビット……それと、リー……スリングって言ってました』

三つの単語を聞いた瞬間───コナンと愛梨は全身に電気が走ったようにビリッと震えた。

スタウト、アクアビット、リースリング───。
それはいずれも酒の名前だ。
酒の名前といえば、黒ずくめの組織のコードネーム───。

(……まさか……)

嫌な予感がする。

愛梨「博士!ポアロにいるんだったよね!?じゃあ透さんに代わってくれる!?」

ポアロのアルバイト店員、安室透───彼の正体は、黒ずくめの組織に潜入中の公安警察官だ。
彼に訊けばわかるかもしれない……!!

阿笠『安室さんか?そういえば今日は見とらんのぉ』

『安室さんなら今日は休みですよ』

阿笠博士に続いて、ウェイトレスの榎本梓の声が聞こえてきた。

梓『今朝突然休ませてほしいって電話がかかってきたきりそれから……何度か折り返したんですけど、繋がらないから心配で……』

阿笠博士が『だそうじゃ』と付け足す。

阿笠『何もなければよいが心配じゃのぉ』

険しい表情をしたコナンと愛梨は、耳に当てたスマホを降ろした。

(安室/透さん……まさか……)





ファミレスの駐車場に停められたジョディの車の後部座席に乗っていたコナンと愛梨は、ジェイムズから三枚の写真を見せられた。
二人の外国人男性と一人の外国人女性が写っている。

ジェイムズ「イギリスのMI6、カナダのCSIS、ドイツのBND……各国の諜報部員が次々と暗殺された」

コナン,愛梨「!!まさか───」

コナンと愛梨が写真から顔を上げると、ジェイムズは「うむ」とうなずいた。

ジェイムズ「彼らの共通点は、例の組織に潜入していたこと」

コナン「やはり黒ずくめのヤツらによって……」

コナンが言うと、助手席のキャメルは後部座席を振り返った。

キャメル「組織の工作員が警察庁からデータを盗んだ疑いがあると、赤井さんから報告を受けていたんですが……」

運転席のジョディが「ええ」と眉をひそめる。

ジョディ「まさかこんなに早く動くなんて……」

(組織の工作員……)

コナンと愛梨の頭の中に東都水族館で出会った女性が思い浮かんだ。

愛梨「ジョディ先生。私たちを呼び出したのは、その工作員と思わしき人物と接触したからなんだよね?」

ジョディ「ええ」

コナン「やっぱり。でも、彼女は記憶喪失で……記憶媒体となりうるスマホも壊れていたよ」

ジェイムズ「スマホ───!?」

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わー(プロフ) - 次の作品楽しみにしてます!頑張って下さい☆ (2016年6月15日 20時) (レス) id: e537cda21d (このIDを非表示/違反報告)
水羽(プロフ) - すごく面白いです!更新頑張ってください! (2016年6月1日 16時) (レス) id: cf1f663820 (このIDを非表示/違反報告)
あおい - めっちゃおもしろーい!!最新まってます。 (2016年5月23日 20時) (レス) id: 979ecbcb37 (このIDを非表示/違反報告)
ゆなゆな(プロフ) - とっても面白いですく更新頑張ってください! (2016年5月14日 21時) (レス) id: 9e60c586da (このIDを非表示/違反報告)
わー(プロフ) - 更新お願いします(≧ω≦) (2016年5月1日 19時) (レス) id: 8cf7868275 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さきっち | 作成日時:2016年4月19日 21時

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