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3話 ページ4

あたしと美雪は金田一君を連れて、階段を下りていた。



一「あの涙の別れの日から12年ぶりの感動の再会ってわけか」


美雪「別にわたし、感動はしてないわよ?」


『あたしも』


一「えっ、あの約束忘れちゃったの?」


『なに?約束って』



あたしは金田一君の前を歩きながら振り返る。



一「俺たち結婚するって誓ったじゃないか。5歳の時にさ」


美雪「え、そうなの?さーちゃん」


『えっ、何それ?』


一「こうやって指切りげんまんしただろ?」



いつの話…。


あたしは小指を出す金田一君から顔を逸らしてから、金田一君を振り返った。



『バカじゃないの?12年前から成長止まってんじゃないの』



よくそんな話覚えてるね。


美雪を連れてさっさと歩き出す。



一「おい、待てよ!」



あたしたちは金田一君を置いてさっさと先にいったのだが後ろにいない彼の姿に気付いて戻ると、テレビ取材を受けている真壁君の後ろの植木からカメラに向かってピースをしている金田一君の姿を見つけた。
慌ててあたしと美雪が彼の元へ行く。



真壁「なんだよ、お前」


「ちょっと君!どいてどいて!」


『何してんの!!』


美雪「どうもすいませんでした、ごめんなさい!ダメよっ」


『ほら、行くよ!』



美雪とふたりで金田一君の腕を引っ張って、さっさとそこから立ち去る。


も〜恥ずかしいなぁ。


廊下を通って中庭に出る。



一「いたいたたた」


美雪「もう、まったく…小学生みたいなことしないでよ!」



美雪がそう言って金田一君の腕を離すと、金田一君はあたしたちに向かって「イエーイ」と両手でピースした。
それを見ながらあたしは前が全開のブレザーのポケットに両手を入れる。



『ったく、名探偵金田一耕助の孫が聞いて呆れるわよ』



あたしがそう言うと金田一君は首裏をかきながらそっぽを向いた。
その時、新しい声が聞こえてきた。



「そう…あなたの事だったの。金田一君って」



声が聞こえた方に視線を向ける。



美雪「桜樹先輩…」


桜樹「うちの学校に今度金田一耕助の孫が転校してくるって聞いてたから、楽しみにしていたの」


一「あ、それ僕の事です」



こっちに近づいてくる桜樹先輩に自分を指差しながら手をあげる金田一君。
あたしはそれを手で押さえながら『先輩』と彼女を見た。



『確かに彼のおじいさんは金田一耕助らしいんですけど、彼はただの“ボンクラ”です』


美雪「名推理なんてとてもじゃありません」

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さきっち(プロフ) - あさん» そうなんですか! (2019年12月7日 11時) (レス) id: f5cfe9f7a0 (このIDを非表示/違反報告)
- 私は山ちゃんのが一番好きです!マンガ全巻持ってるんですが山ちゃんが一番似てる! (2019年12月7日 0時) (レス) id: 3f8f946044 (このIDを非表示/違反報告)
johnny’s_ldh_love(プロフ) - すみません、いろいろミスして何回も送っちゃいました!申し訳ないです (2019年12月2日 7時) (レス) id: 2e8392d2ac (このIDを非表示/違反報告)
johnny’s_ldh_love(プロフ) - 突然すみません!名探偵コナンっていつ頃更新しますか? (2019年12月2日 7時) (レス) id: 2e8392d2ac (このIDを非表示/違反報告)
にーにゃ - 突然すみません!名探偵コナンっていつ頃更新しますか? (2019年12月2日 6時) (レス) id: 2e8392d2ac (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さきっち | 作成日時:2019年7月28日 0時

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