うぇるかむ 喫茶『ANAGURA 』

鶴と八咫烏 ページ8

｢はぁ〜い！お待たせしました、こちらカフェラテと孫市さんにはコレをどーぞ♪｣



｢わぁ〜!!可愛いです!｣

｢そのラテアート、またべ初めて描いたんだよぉ〜｣


鶴姫に出されたカフェラテには可愛らしいタヌキのイラストが描かれていた。

太兵衛がちらりと描いた主を見ると


｢ｹｯ……｣


と言いながらそっぽを向いた。

｢(相変わらず素直じゃないんだからぁ〜)｣


一方孫市は出されたカップを不思議そうに見ていた。

｢これは…？｣

｢それはロイヤルブレンドティーって言ってですね、要はいい茶葉といい茶葉を足した感じの紅茶です〜。
僕のブレンドはすっきり甘めなのでミルクティーにしましたよ(*´˘`*)｣

｢そうか、では頂くとしよう…｣

そう言って孫市は紅茶を飲んで


｢｢…美味い/美味しいです!｣｣


感想を言ったのだが、どうやら鶴姫とタイミングが被ってしまったようだった。


｢被ったな(笑)｣

｢そうですね!エヘヘ｣


♪.:*:'゜☆.:*:'゜♪.:*:'゜☆.:*:・'゜♪.:*:・'゜☆.:*:・'゜♪.:*:


｢いやぁ〜やっぱり女の子っていいですねぇ〜、お店もこんなに華やかに……｣


官兵衛と又兵衛を見て


｢なってないですねぇ〜(´･ω･`)｣


｢｢おい何で俺を見たんだ/何で俺様を見て言ったんですかぁ〜?｣｣


｢なんだ、自覚あるんですね｣


｢｢太ぁ兵ぇ衛ぇ…(怒)｣｣


｢じょ、冗談ですよぉ、もう、怖いなぁ(苦笑)｣


(画像は又兵衛さんの描いたラテアートのタヌキさんです)

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