＊４５１＊様子がおかしいから ページ40
＊灯油side＊
「アン」
「灯油ぅ、今日のお昼いつもの公園でいい？それとも食堂がいい？」
「公園。じゃなくて、アン」
「俺今日はおにぎりな気分〜」
午後１２時１５分、俺はアンと共に会社の廊下を歩いていた。
――…今日の朝のアンの様子は、おかしかった。
証明はできないが確信を持って言える。誰も気づいていなかったようだけれど。
しかも、アンは俺が会話の主導権を握ることをことごとく避けている。
いつもは秘書という立場をフルに活用してやたらと話しかけてくるのに、午前中に交わした会話は業務連絡だけ。
近くにいた坂田と浦田でさえ「どうしたんですか？」と心配そうに聞く始末だ。
俺は、隣を歩くアンを見る。
へらへらとしている顔。ぺらぺらの笑顔。
「…はぁ」
「ちょっとぉどうしたの灯油？あれ？お昼ご飯もしかしてドーナツがいい？」
「…ちょっと来い」
「えッ、やだ」
「いいから！」
アンの手首をつかんで引っ張る。
一瞬こわばったものの、俺がじろりと一瞥するとおとなしくなった。
少しの反発をのこすアンの手を引いて「副社長室」と書かれた部屋に押し込む。
あとから俺もはいって、後ろ手で鍵をかけた。
アンがまた、へらりと笑う。
「どうしたの〜？やっだぁこんなとこに連れ込んじゃって、灯油のえっちぃ」
ああ、その笑顔―…、気に食わない。
俺は、ゆっくり口を開いた。
「アン、何があった」
「何って…何の話？」
ソファに座って、“ふかふかー”なんて笑うアン。
やっぱり薄っぺらい笑顔じゃないか。
俺は、アンの隣に座ってもう一度言う。
「…お前。今、“あの冬の夜”と似た目してるぞ、今」
「ッ…」
その言葉に、アンの表情が、仮面が、崩れた。
アンは、俺の肩に頭をもたせかける。
「灯油ぅ…」
「…アホ、変に隠そうとするからだ」
震えた、声。
アンの髪をそっと撫でる。
ふわり。
〜〜〜〜
アホの坂田さんとうらたさんはアン油と同じ会社っていう裏設定でした〜結局お蔵入りでしたのでここでちょっと話させてください
ちなみにうらたさんが灯油さんに才能を見出されてそこで仕事鍛えられてるってかんじで
坂田さんはうらたさんの秘書ですね
この設定出しましたっけ…、アン油は灯油さんが副社長みたいなのでアンさんが秘書です
彼らがつとめてるのは灯油さんの実家の支社ですね
灯油さんのお父さんが割と仕事バリバリできるひとで、色々事業展開しているとかしていないとか
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水鎖。 - シェアハウスずっと読んでます…!!ストーリーや時間軸がちゃんとしてて読みやすいし、何よりキャラクターの個性がそれぞれ萌えて面白いですっ!!アイコンなんですが、Twitterアイコンに利用させてもらってもよろしいでしょうか…!? (2015年2月1日 22時) (
レス) id: 9c55b788b9 (このIDを非表示/違反報告)
BELL - HQの同人誌<黒研>なら4冊持ってます。及川攻めなら2冊出てますよ♪ (2015年1月12日 16時) (レス) id: 70d416ebac (このIDを非表示/違反報告)
青空バード - わー、終わってほしくないです… (2014年12月7日 17時) (レス) id: 37a6055bcc (このIDを非表示/違反報告)
水滴(プロフ) - べっ別にむしろ15までいってほしいとかそんなことめっちゃ思ってるんだからね！() (2014年12月6日 22時) (レス) id: 203b1aa01e (このIDを非表示/違反報告)
白猫ナル@月山(プロフ) - さやえんどうさん» レスありがとうございまーす！数学のテスト死にました！←無理はしてないですよー！明日献上できたら献上しに来ますね！もう少し遅れるかもしれませんが… (2014年12月6日 20時) (レス) id: 4f80e5a98d (このIDを非表示/違反報告)
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