オマエだけは ページ25
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you-side
「…でね、悠仁が「生き様で後悔はしたくない」って」
『へぇ〜、カッコイイね！』
23時頃…私の部屋で、今日の虎杖くんの面接の話をお兄ちゃんから聞いていた。
2人でベッドの上に座っていて、お兄ちゃんが私を包み込むような体制。
時々、お兄ちゃんの体温の暖かさで寝てしまいそうになるけど、久しぶりに話しているからもう少し起きていたい。
「あ、そうだ。明後日は4人目の1年生を迎えに行くからね。1人で朝早くに起きれる？」
『私をいくつだと思ってるの？』
「目覚めのキッス…で起こしてあげるね♡」
『朝からウエッてなっちゃうからやめて』
「酷くない？」
今どき、"キッス…"っていう人なんているだろうか。
絵本の中でも聞いたことがない。きっと現代の西洋の王子様もスマホのアラームを使って1人で起きるだろうに。
なんて考えていると、また睡魔が襲ってくる。
数秒だけ静まった頃、お兄ちゃんの私を抱きしめる力が少し強くなったかと思うと、兄が口を開く。
「にしても、まだまだ雑魚だねぇAもw」
『急に何』
そんなこと言うなら出てって。と肘で軽く押すと、
ごめんごめん。と笑いながら更に抱きしめてくる。
「…油断すんのは百歩譲るけど、怪我はだめ。」
『油断はいいのね…』
「ちゃんと避けてよ？次怪我したら許さない」
『新人の呪術師にそれをこなせというのはハードすぎない？』
「僕の妹だから大丈夫〜」
『そういう理論が呪術界に通用しないの知ってるでしょ』
えぇ〜？と猫なで声で頬をすりすりしてくる兄。
『仙台行く前も思ったけど、随分簡単そうに言ってくれるよね。』
簡単なんかじゃないんだから。というと、
できるできる〜。とテキトーな返しをされた後、頬にキスされる
本当、こっちの身にもなってほしい…と溜息をつくと、
兄が肩に顔を埋める。普段と違う雰囲気を感じ取った私は、兄の方を見つめた。
「＿…死なせないよ。オマエだけは」
やんわりとした手つきでお兄ちゃんの頭を撫でると、
ゆっくり顔を出してくれた。
…そんな悲しそうな顔も出来たのね。と思ったけれど
直ぐにいつもの表情に変わってしまった。
「オマエは僕が守るから。
だからさ、僕の傍から離れないでね♡」
『ふふっ、意地でも離さないくせに』
「離したらこの国転覆させるから♡」
『特級呪術師になるためのイカれた条件を
脅し文句にしないでくださーい』
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舞(プロフ) - 更新頑張ってください^_^ 応援してます٩( ᐛ )و (7月8日 15時) (
レス) @page33 id: 17ec247796 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり(プロフ) - 絵がうますぎます！ (6月8日 6時) (レス) id: a64b7436ba (このIDを非表示/違反報告)
松野星月(プロフ) - 続き楽しみ！早くみたい (2022年12月30日 12時) (レス) @page37 id: 7e5eb61c5c (このIDを非表示/違反報告)
ひなた(プロフ) - 最後不意打ちでナナミンの「シスコンはクソだ…」にまじで吹いてしまいましたwww笑いを提供してくれてありがとうございます！ (2021年12月28日 22時) (レス) @page48 id: dd9bdc737b (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - ariaさん» 笑ってもらえて良かったです！笑笑 (2021年4月7日 22時) (レス) id: 6023f727dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：saya20071025 | 作成日時：2021年1月21日 20時
