Hello

8.可愛い男の子 ページ8

挨拶をされたが、



どうしていいか分からず



前を向いたままでいたら



“ジフナ”と呼ばれる彼が前にまわってきた。



控えめに私の顔を覗き込んできて



目が合うと少し恥ずかしそうに笑って



「アンニョンハセヨ…」



と、言った。



か、かわいい……



クリクリなお目目に、長いまつ毛、



笑うとふっくらとするほっぺ。



黄色い制服に身を包んだ彼はとても



可愛らしかった。



「あ、アンニョンハセヨ…笑」



私も立ち上がって挨拶をしたら、



口元に手の甲を当てたジフナさん。



「ジフナがてれてる〜笑」



「耳が赤くなってるぞ。笑」



「んふふ。笑」



ジェファンさんの笑い方が気になりつつも、



照れるジフナさんとまた目が合って、



微笑んだら、



ジフナさんが口元を押さえながら下を向いた。



そんなに照れられると、



なんだか私まで照れてくる…笑



「僕、着替えてきます…！」



そう言ってそそくさと部屋から出て行った



ジフンさん。



いや〜、可愛かったなぁ…



リアクションも可愛いし〜顔も可愛い〜、



女の子みたいだったな〜



そう思っていたら横にいる3人が



クスクスと笑い出した。



「すんごい照れてた。笑」



「うん。


なかなかいいリアクションだった。笑」



「最初もすごい、えっ！？って驚いてたし。笑」



照れるジフンさんのモノマネを



少しオーバーめにしだしたオンソンウさん。



二人も面白そうに笑っていて。



私も笑ってしまった。



だって、地味に似てて面白いんだもん…笑

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