wait up _ 12 ページ12
--
きゃ、きゃーーーーー！
廉「 いった！叩くな！」
「 聞いた？今の聞いてた？」
廉「 聞いた聞いた 」
「 帰る！私帰ります！」
あんな約束、絶対忘れてると思ってた。
覚えてくれてた。
もしかしたら、普通に覚えてなくて
ただの気まぐれかもしれないけど、いい。
廉「 なんなん？さっきまで会いたくないとか言っ 」
「 てない。言ってません 」
廉「 ...... 」
顕「 とりあえず、ここにいたら邪魔だから出よ 」
3人で下駄箱前からグラウンドまで出て、
そのまま校門に向かって歩き出した。
私の隣はもちろん顕嵐くん。だけど...
「 3人で帰るの？」
顕「 だって廉が 」
廉「 いややん、仲間外れ 」
まあ、いいか。
廉がいたほうが顕嵐くんも楽しいだろう。
「 顕嵐くんは方向違うけど、いいの？」
顕「 別に。Aを駅まで送ってくつもりだったし 」
「 え、ありがと 」
顕「 いいよ 」
ひとりでも全然帰れるし、廉もいるから
顕嵐くんは真っ直ぐ家に帰ったっていいのに！
優しい！生きてて良かった！
「 あ、ロイヤルミルクティー 」
顕「 ん？」
廉「 そうや 」
廉がスクバから取り出して、顕嵐くんに渡してくれた。
顕嵐くんは何？という顔をして受け取る。
「 もらったやつ、飲めなかったから 」
顕「 ...そう 」
「 でも返しに行ったらいなくて廉に渡した 」
顕「 俺も飲めないから廉にあげる 」
廉「 え、いらん... 」
多分顕嵐くんは、私もこの味が苦手だったと思ってる。
でも、なんで返そうとしたの？って思うかな？
聞かれたらどうしよう、と考えていたら
顕嵐くんは私に別の質問をした。
顕「 Aが買ってたほうはおいしかった？」
「 うん、普通に 」
顕「 じゃあ今度は俺もそっち買う 」
かわいい。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 319人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
cacao .(プロフ) - さかぐち。さん» コメントありがとうございます◎そう言っていただけてとても嬉しいですo(^o^)oありがとうございます！！ (2017年12月10日 13時) (
レス) id: 210435d166 (このIDを非表示/違反報告)
さかぐち。(プロフ) - この小説すごいおもしろいですっ 応援してます！頑張ってくださいっ (2017年12月10日 12時) (レス) id: 7dc4d32c5d (このIDを非表示/違反報告)
cacao .(プロフ) - ka.さん» コメントありがとうございます！れんらんですかね...？（笑）ありがとうございます（＾ｖ＾）頑張ります！！！ (2017年11月20日 7時) (レス) id: 210435d166 (このIDを非表示/違反報告)
ka.(プロフ) - らんれおとか私的に需要ありすぎます…。それに匂わせるけど告白はしないっていうのも、なかなかなくておもしろいなって思いました。更新楽しみにしてますので、頑張ってください！応援してます。 (2017年11月20日 2時) (レス) id: 732c0bc2d5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：cacao . | 作成日時：2017年11月18日 21時
