愛情依存症候群

症候群18 ページ20

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こんな事ならもうちょっと。








...ごーとぅーべっどしてたら良かったです。









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｢...｣



光｢......｣



｢...(´・ω・)｣



光｢...(´-ω-｀)ﾊｧ...｣



｢:(´◦ω◦｀):｣



光｢...Aちゃん｣





｢はいいぃぃぃいいぃぃい!!｣







...って、あれ。






今名前呼ばれた?







｢せんぱっ...え｣





何処かで見た悲しそうな、複雑そうな表情。




本当に泣きそうな顔に戸惑う。







光｢...ごめん、Aちゃん｣



｢先輩?なに、いって...｣






どこか嫌な予感が突き抜ける。



真逆と思ったけど、そんな考え捨てたくて。




もう皆来ていい筈の時間なのに。



...着いた教室には私と結城先輩だけ。






こんな状態でははぐらかす事も出来ない。




待って、まだ、まだ








まだその時じゃない。






｢待って、待ってまだ言わないで!｣






自分の怯えた声色も気に止めない。



滑稽だと思われても良いから。






"お願い、まだ言わないで"







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光｢愛情依存症候群、だよね｣







核心を突いた一言に、息を飲み込んだ。





何で先輩が知ってるの。








私しか知らない、それは。









1つボロが出れば全てわかってしまう。




重ねた嘘がいつか、剥がれ落ちるように。







誰かの秘密もまた、剥がされてしまうもの。







｢...何処まで、ご存知ですか｣






光｢...全部。余命宣告も、段階も...｣








その言葉にさっと血の気が引いていく。





全部?




余命宣告、段階、治療法。





どこから知ったのかが気掛かりではあるけど。






どうせ伊東先生なんだろうな。





あの人、蒼空先輩の知り合いだった筈だから...









｢...そうです。だからもう｣




光｢離れてって言っても断るから｣






は?と間の抜けた声が出た。









光｢今更だよね。Aちゃんから踏み込んだんだから｣








...確かに土足で踏み込んだような、全部壊した気もしない気もないですけど。







...こんなのって、アリですか?









(いつもは信じることの無い神様)

(今回ばかりは神頼みのよう)

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