検索窓
今日:5 hit、昨日:1 hit、合計:33,122 hit

崩壊絶望アンソロジヰ ページ8

太宰「さてさてひと段落ついた事だ、中也を止めてやらないとっ………!!」



太宰は瓦礫の上を華麗に飛び、制御不能に陥った相棒へ触れる。


中也「____!ハア……ハア……やっと、____……終わったのか……………。」


太宰「まあね、時間稼ぎご苦労様。」


中也「素直にそういう事を手前が云うと気味が悪いな。」


太宰「酷いね、せっかく私が感謝しているというのに。」



中也は銀髪の美しい親子を見る。Aは父の胸の中で安心しきった顔で寝ていた。



自然と笑みがこぼれた。



太宰「仲直りしてくれるとありがたいんだけどなぁ〜。」


中也「確かにな。」




やっと終わったと思っていた。



が、






ウィ「シアワセナヒトナンテシンデ!!アナタハサイゴマデニンギョウノママヨ!!!!ワタシニサカラウナンテゼッタイニユルサナイ!!!!!!!!」




訳の分からない執念を燃やしたシェイクスピアは親子の近くにあったビルを全て崩落させた。



中也「っ………!!A!!!!」



国木田「社長っ………!!」



叫んでも無駄だった。声は届かなかった。身体も動かなかった。



シェイクスピアが自分達の身体を縛り上げているのだ。



ウィ「アハハハハ!!!!!!モウアノフタリモオワリネ!!!カラダハコテイシタシ、イマゴロハガレキノシタヨ!!!!!ハヤクシナキャシンジャウヨ?」



ウィ「また、来るから☆もう、アキチャッタ!バイバイ☆コレアゲル!!!!!!!!」




上から固定されていた白鯨が落ちてきた。シェイクスピアは消えた。



なんと最悪な日なのだろう。



嗚呼、これが地獄なのか。





ヨコハマに戦慄と絶望が走った。



ここにいる全員が目の前の光景に目を疑った。目を塞ぎたかった。



どうして、どうしてこんな事に。



それも全て彼奴の所為なんだ。

瓦礫の下に→←沈みゆく太陽



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (76 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
140人がお気に入り
設定タグ:文豪ストレイドッグス , 福沢諭吉 , 太宰・中原中也   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

夏音優 - 矢張り、神獣様はすごいですねぇ。頑張ってくださいね。、、、僕には神獣様な到底及びませんよ。(受験生なのに此ノマに来ている馬鹿ですよォ笑) (2017年12月23日 22時) (レス) id: 4bf2157499 (このIDを非表示/違反報告)
翠織(プロフ) - こんにちは、いつも楽しく読ませていただいております。お忙しいとは存じますが更新楽しみにしております!頑張って下さい! (2017年6月19日 19時) (レス) id: bbbb0b7f69 (このIDを非表示/違反報告)
- とても面白いですね!!続き頑張ってください (2017年5月19日 16時) (レス) id: b57c748df9 (このIDを非表示/違反報告)
魔夜美(プロフ) - 続き楽しみです (2017年5月4日 22時) (レス) id: a15b068210 (このIDを非表示/違反報告)
られる - 続き楽しみです。 (2017年4月13日 23時) (レス) id: 226a61cc48 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:天翔る神獣 | 作成日時:2017年2月19日 7時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。