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Aside
「ーーーこいつらも、誰も、そしてお前自身を」
みんなの方へ行くと、リヴァイが話している。
みんな、リヴァイの話に聞き入っている。
信頼されてるんだなあ、リヴァイ......
「ーーー後悔させるな。それがお前の使命だ。」
自然と耳に入ったその言葉。
それを耳にしたとたん、私は歩みを進めていた脚を止めてしまった。
『後悔させるな。』
リヴァイの力強い言葉、そこに込められた思い。
その声だけで、今まで彼がどれだけその言葉を胸に生きてきたか......戦ってきたか。
何よりも雄弁に物語っていた。
じゃあ私は？
心の中の私が、口を三日月形に歪ませて私に微笑み語り掛ける。
じゃあ私は、どうなの？
後悔しないように、生きてきた？
少しでも、思いが残らないように......−−−
ーーー全然じゃない。
私の今まで、そんなふうに生きた瞬間ってあった？
答えは一目瞭然、NO。
産まれた時から、今の今まで。
私は私の意志で動いたことすらもなかったように思える。
親の、軍の、そして私の中に住み着いているあの吸血鬼の言いなり、操り人形。
そういえば、私は何がしたいんだろう？
まるで何もない暗闇の空間に一人、取り残された気分。
何もない、何も存在しない。
その部屋はまるで、私のココロの中を表しているようにも思える。
やけに自分の呼吸が脳内に大きく響く。
私は、私は......−−−
「あっ、Aさん」
ハッとする。
気づけば、アルミンが私に向かって手を挙げていた。
「あ、ああ......」
何とも情けない声を出しながら、私はみんなの元へ向かった。
「Aさん」
「なに？」
アルミンの顔を見る。
その顔は優しく微笑んでいた。
「兵長から聞きました。ありがとうございます。」
「......え？」
リヴァイから聞いた？
あの私の勝手な言動を？
「Aさんのお陰で、僕はずっと見たかった海を見ることが叶いそうです。......本当に、ありがとうございます。」
ありがとう？
私が？
アルミンに何かしたのだろうか？
「A」
となるで兵長が私に説く。
「アルミンはな、幼いころからずっと、『海を見ること』が夢だったそうだ。コイツが丸焦げにされて死にそうになった時、お前が俺にあの言葉を託してくれたから今のコイツがいる。」
それを聞いた時。
なぜだろう。
涙があふれて止まらなかった。
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emiria(プロフ) - 真依いちごさん» ありがとうございます！！入室出来ました！ (2019年12月25日 8時) (
レス) id: e31448c8fa (このIDを非表示/違反報告)
真依いちご - http://www.3751chat.com/?guid=ON (2019年12月25日 0時) (レス) id: b847c3d297 (このIDを非表示/違反報告)
真依いちご - emiriaさん» はい！えっと、うーん。私、ミナコイチャットで、《リヴァイ兵長を愛する会》という物の、会長でして、そのURL貼ります！ (2019年12月25日 0時) (レス) id: b847c3d297 (このIDを非表示/違反報告)
emiria(プロフ) - 真依いちごさん» ありがとうございます！私でよければお友達になってください！ですが私、お恥ずかしながら友達登録というものがよくわからなくて......すみません、教えていただけると嬉しいです！ (2019年12月23日 21時) (レス) id: e31448c8fa (このIDを非表示/違反報告)
真依いちご - お久しぶりです！テストお疲れ様でした！やっぱりこのお話、ものすごく面白いです！あの、よかったら、お友達に慣れたりしませんかね？お願いします！ (2019年12月23日 20時) (レス) id: b847c3d297 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：emiria | 作成日時：2019年12月13日 19時
