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リヴァイside
「うああああああああああッ......」
俺たちから離れたところでは、ベルトルトが巨人に食われている。
俺たちはその光景を、何とも胸を狂おしくかき乱されながらも見つめている。
「兵長......なぜ......」
俺の行動をとぎれとぎれの声で非難するのはフロック。
彼の目からは絶望の黒い涙がとめどなく流れている。
「......コイツは、エルヴィンは......もう相当地獄を味わってきた。」
もう息をしていないエルヴィンへと目を落とす。
「だからもう......休ませてやんねえとな。」
結局俺は、あの後Aの助言通りにアルミンに注射を打った。
単にアルミンの方が弁が立つと思ったからだ。
だが......それだけじゃない。
アルミンは夢を見ている。
たいして、エルヴィンは過去を見ている。
俺の脳髄に焼き付いたエルヴィンのあのやつれた顔。
その顔で見ていたのは変えられない過去。
俺はもう、ただただやるせなかった。
「Aさんですよ。」
フロックが、地を這うような低く暗い声でAの名前を呼んでいた。
「Aさんが！弁の立つ方をとか言うから！！兵長はアルミンを選んだんだ！！」
「そうかもね」
「なんで！何で経験よりも口を選んだんですか！！」
聞いても仕方がないことを、フロックはAに怒鳴るようにして聞いている。
俺はフロックを止めたいと思い腕を伸ばしかけた時、Aに制された。
「......この壁の外のことを、あなたは知っているの？」
「−−−え？」
「......この壁の外のことを、あなたは知っているの？」
「......そ、そんなん、知ってるわけないじゃないですか！だから経験値が大切だと......−−−」
「私は壁外から来た。」
「−−−−−え？」
再びフロックが驚いた。
だが、フロックだけじゃない。
ここにいる１０４期生全員が、信じられないような目でAを見ている。
「だから、私は壁外の世界のことも知ってるの。そして思う。今壁外の世界に必要なのは、どんな相手でも言いくるめられる口達者と、ケンカを売られても追い返すことが出来る軍事力。」
「だから、アルミンを？」
「弁が立つ方を、とは促したね。」
「そんな......」
「みんなには、私が後悔しないようにするから。」
なぜだかAのその言葉は、無機質に響いているように聞こえた。
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emiria(プロフ) - 真依いちごさん» ありがとうございます！！入室出来ました！ (2019年12月25日 8時) (
レス) id: e31448c8fa (このIDを非表示/違反報告)
真依いちご - http://www.3751chat.com/?guid=ON (2019年12月25日 0時) (レス) id: b847c3d297 (このIDを非表示/違反報告)
真依いちご - emiriaさん» はい！えっと、うーん。私、ミナコイチャットで、《リヴァイ兵長を愛する会》という物の、会長でして、そのURL貼ります！ (2019年12月25日 0時) (レス) id: b847c3d297 (このIDを非表示/違反報告)
emiria(プロフ) - 真依いちごさん» ありがとうございます！私でよければお友達になってください！ですが私、お恥ずかしながら友達登録というものがよくわからなくて......すみません、教えていただけると嬉しいです！ (2019年12月23日 21時) (レス) id: e31448c8fa (このIDを非表示/違反報告)
真依いちご - お久しぶりです！テストお疲れ様でした！やっぱりこのお話、ものすごく面白いです！あの、よかったら、お友達に慣れたりしませんかね？お願いします！ (2019年12月23日 20時) (レス) id: b847c3d297 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：emiria | 作成日時：2019年12月13日 19時
