アナタに最高のHappyendを【黒バス】

青峰大輝 ページ45

死んでいる。

目の前で名前も知らない誰かが死んでいる。

殺したのはあいつでナイフで一突き

綺麗に真っ直ぐ心臓に刺さっている。

真っ赤な血が薔薇のように溢れ出た。

綺麗だ、美しい、芸術だ

名前の知らない誰かを死んでから愛しいと思ってしまった。

ずっと見ていたい俺のモノにしたい。

どうしてこんなに美しいんだ。

それからは生きた人間なんてただの肉の塊で

死んだ人間が俺にとっての人間。

うるさかったあいつも

大人しかったあいつも

狂っているあいつも

死んでしまえば同じで俺の愛しい愛しいモノ。

だからあいつらが好きだという

憧れているというあの先輩を

俺は好きにはなれない、むしろ嫌いで

死んでしまえば俺も先輩を愛すのに。

だから、あいつが先輩を殺してくれればいいんだ。

綺麗なまま死にたいだろ？

だから、死んで俺に愛されればいい









青峰大輝










【パラフィリア:ネクロフィリア】




屍体(死体)に興奮する異常性癖。また、屍体性愛ともいう。

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