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78話 ページ34

「おい、さっきの超絶美少女知り合いか…?それとも彼女とか?」

「まさか、花宮!?おい嘘だろ!?裏切り者め!」

「しかもあんな美人!この野郎!」

「ちげぇよ!ただのいとこだ!」


「い、いとこ…?」


「なーんだ、そうだよな花宮にあんな美人の彼女が出来るわけねぇよな」

「脅かすなよ、ちょっと信じちまったじゃねーか」

「お前らが勝手に勘違いしただけじゃねーか…」


こいつら…

まぁいい、よくあったことだ。

慣れてる。小学校の時も言われたからな。

小学生だぜ?小学生で彼女なんか作るかっての。



「あ、俺、さっきのこの子の噂聞いちゃったんだけど」


Aの…?噂…?


「なんだよそれ」


気になら無いわけがなかった。


「帝光中だった奴に聞いたんだけど…実は…あの子は…」


俺を含めて皆の喉がゴクリとなった。


「真、ちょっといい?」

「うわぁあああああ!!」


背後からAの声が聞こえて、思わず叫んでしまった。

それも全員で。


「あ…ごめんなさい、お邪魔だったかしら…?」

「い、いや全然大丈夫です!花宮くんならずっとおかししても大丈夫ですよ!」

「うんうん!そのまま帰ってもOK!」

「おい、それは俺に帰れって言ってんだな?」



「ふふ、皆面白いのね、じゃあ真、そのまま久しぶり一緒に帰らない?」

「…別にいいけど」


ヒュヒューと茶化してくる奴らはほっといて俺はAと一緒に体育館を出た。


「ごめんなさい、やっぱりお邪魔しちゃったかしら?」

「いや、別に何もねーよ、俺着替えてくるから待ってろ」


俺はAを更衣室の前に待たせ、素早く着替えた。

紫のネクタイを締め、荷物を持ち更衣室から出る。

Aがこちらを向き、ふふっと笑った。


「ネクタイよがんでる」


そう言って直してくれた。

懐かしい。俺が親戚の結婚式の時もこうやって蝶ネクタイを直してくれた。

でも、違う。

違うのはAの瞳。そして笑顔。

どうしてこんなに変わってしまっているのか。

理由を知りたい。


「で、どうしたんだ?」


「真はパラフィリアって知ってる?」

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雪乃 - あの私は小説を書いた事がないので偉そうに感じるかもしれませんがこれはキャラヘイトだと思いますそれにこれにはグロテスクな表現が含まれています、なのでこの作品にはパスワードを掛けて閲覧制限をするべきだと思います (2017年12月25日 13時) (レス) id: 0da61e2d86 (このIDを非表示/違反報告)
白黒星(プロフ) - すみません、やっぱり見たくないです (2017年8月2日 18時) (携帯から) (レス) id: c9828dface (このIDを非表示/違反報告)
白黒星(プロフ) - みたいです (2017年8月2日 18時) (携帯から) (レス) id: c9828dface (このIDを非表示/違反報告)
ハートの時計(プロフ) - 見てみたいです (2017年8月2日 5時) (レス) id: def9e50cf5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - りんやさん» いえいえ!喜んでもらえて光栄です(*^-^*)りんやさんの小説にいつも元気もらってます!両方とも全然大丈夫です!! (2017年7月21日 18時) (レス) id: 206703b95c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りんや | 作成日時:2017年6月15日 21時

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