69話 ページ24
部屋の中心にある大きな筒状の水槽の中に浮かぶ
女の人
｢この人は一体…！？｣
その女の人は肌と髪の色が雪のように白い。
帝光中の制服を着て、ただこっちを向いて浮いてるだけ。
多分…多分だけど…
この人はもう＿＿＿＿＿＿＿＿
｢死んでるよ、その子｣
耳元で呟かれハッと振り返った。
そこにいたのはニッコリ笑う藍内Aさん。
どうしてここに…？
｢その子はね私が1年生の時に死んじゃったんだ｣
｢…どうしてですか？｣
｢…パラフィリアのせいよ｣
｢パラフィリア…？｣
パラフィリア？
確か…お母さんとお父さんが話していた気がする…
アレンが転校する前に。
｢人間の性に関連する行動において、精神医学における病理的な精神疾患と診断される症状(性的嗜好)を指す…｣
｢そんな人が…いたんですか？｣
｢いた…というより今も沢山いるわ、この学校、館にも｣
｢え…｣
そんな人が学校…それにこの館に？
｢だってここはパラフィリアン達が住む館だもの｣
あの叫び声はパラフィリアンの人にやられてたってこと…？
｢殺人鬼や食人鬼、死にたがりにストーカー…あのキセキの世代もパラフィリアよ｣
キセキの世代…？
思い出せない…目を覚ましてから何も思い出せない。
でもどうして藍内Aさんのことは一瞬で分かったんだろう。
きっとこの人は全てを知っている…
聞かなければ…
｢あの…｣
｢全てを知りたいのね？｣
｢…はい｣
｢分かったわ｣
そう言ってAさんはこの部屋の右奥にある部屋に入って行った。
きっと全てが分かるはず。
扉が開いてAさんは何かをキャスターの乗せて戻ってきた。
布がかかっていて何かは分からない。
そして私の目の前で止めた。
｢…きっとこれを見たら貴女は…｣
｢見ます、知りたいんです｣
｢そう…｣
Aさんは数歩下がり、私を見る。
ゴクリと唾を飲み込み腕を伸ばした。
布をゆっくり捲った。
.
.
｢…芽亜里…？｣
そこにあったのは
頭部だけで虚ろな目をしてこちらを向いている
芽亜里だった。
芽亜里。
可愛くて強くて私が大好きだった子。
そして私を陥れた親友だった子。
その子が目の前で頭部だけ残って死んでいる。
復讐は果たされたんだ。
きっと罰がくだされたんだ。
いい気味…
｢死んだ！仕方ないよね！！でもそんな姿になっちゃってどうしたの？｣
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雪乃 - あの私は小説を書いた事がないので偉そうに感じるかもしれませんがこれはキャラヘイトだと思いますそれにこれにはグロテスクな表現が含まれています、なのでこの作品にはパスワードを掛けて閲覧制限をするべきだと思います (2017年12月25日 13時) (
レス) id: 0da61e2d86 (このIDを非表示/違反報告)
白黒星(プロフ) - すみません、やっぱり見たくないです (2017年8月2日 18時) (携帯から) (レス) id: c9828dface (このIDを非表示/違反報告)
白黒星(プロフ) - みたいです (2017年8月2日 18時) (携帯から) (レス) id: c9828dface (このIDを非表示/違反報告)
ハートの時計(プロフ) - 見てみたいです (2017年8月2日 5時) (レス) id: def9e50cf5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - りんやさん» いえいえ！喜んでもらえて光栄です(*^-^*)りんやさんの小説にいつも元気もらってます！両方とも全然大丈夫です！！ (2017年7月21日 18時) (レス) id: 206703b95c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんや | 作成日時：2017年6月15日 21時
