63話 ページ17
｢ふふ、どうかな…そういえば偽物さん、私のパラフィリア分かってる？｣
｢…ああ
．
．
【タナトフィリア】…だろ？
自分が死ぬかも知れない状況に興奮する異常性癖｣
｢そう、マゾヒズムの更に上な性癖ね…分かってるのにぶつんだ｣
｢別にお前のパラフィリアなんて関係ねぇ、俺がぶちたかったらからぶったんだ｣
｢そんなんで先輩、あとアリスちゃんを守れるの？女の子に暴力振るっちゃって｣
｢お前は女と見てねぇわ｣
｢ひっどーい、そんなこと言うなんて偽物さんさいてー…なーんてね、別に私にとっては痛くも痒くもないわ、偽物さん、せいぜい頑張ってね、私は今から虹村さんの所へ行くわ、じゃあね〜｣
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＿
鏡音side
屋上から降りて教室に戻った。
お昼御飯を食べる気にも慣れず、1人席についた。
やっぱり人が集まって来る。
一斉に話しかけられて耳がキンキンする。
頭が痛い。目の前がクラクラする。
｢大丈夫か？｣
視界いっぱいに緑が広がった。
私の肩に手を置いて顔を覗いてきたのは…
｢緑間真太郎だ｣
緑色の正体は彼の髪と瞳の色か。
緑間真太郎くん。
彼の瞳は桃井さつきちゃんと同じ瞳をしていた。
ふと灰崎くんに言われたことを思い出した。
｢緑には気をつけろ｣
｢話しかけられたら逃げろ｣
ダメだ、逃げなくては。殺されてしまう。
だけど頭が痛くて立ち上がれない。
肩に置かれている手が肩に食い込む。
痛い。ものすごい力で掴まれている。
まるで逃がさないためのように。
誰か…誰か助けて…
｢は…灰崎…くん…助け…て…｣
いつの間にか声に出ていたようだ。
｢任せろ｣
私の腕をぐいっと引き廊下に連れ出してくれたのは
助けを求めた灰色の髪をした灰崎くん。
振り向こうとすると振り向くなと言われ、
ただ下を向いて灰崎くんの後をついて行った。
どうして助けを求めたって分かったの？
｢大丈夫か？｣
｢…はい、少し頭が痛いだけです｣
灰崎くんは私の両肩をぐっと掴み顔を見る。
真っ直ぐな瞳だ。
｢顔色が悪いな、保健室行くぞ｣
それから私の腕を引いて保健室へ連れていかれた。
生憎保健の先生はおらず、勝手にベッドを使用することになった。
灰崎くんは私の横になっているベッドの横に座り、監視してくれているようだ。
｢…あの｣
｢どうした…？具合悪いか…？｣
｢いえ、そうではなく、どうして私が助けを求めたって分かったんですか？｣
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雪乃 - あの私は小説を書いた事がないので偉そうに感じるかもしれませんがこれはキャラヘイトだと思いますそれにこれにはグロテスクな表現が含まれています、なのでこの作品にはパスワードを掛けて閲覧制限をするべきだと思います (2017年12月25日 13時) (
レス) id: 0da61e2d86 (このIDを非表示/違反報告)
白黒星(プロフ) - すみません、やっぱり見たくないです (2017年8月2日 18時) (携帯から) (レス) id: c9828dface (このIDを非表示/違反報告)
白黒星(プロフ) - みたいです (2017年8月2日 18時) (携帯から) (レス) id: c9828dface (このIDを非表示/違反報告)
ハートの時計(プロフ) - 見てみたいです (2017年8月2日 5時) (レス) id: def9e50cf5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - りんやさん» いえいえ！喜んでもらえて光栄です(*^-^*)りんやさんの小説にいつも元気もらってます！両方とも全然大丈夫です！！ (2017年7月21日 18時) (レス) id: 206703b95c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんや | 作成日時：2017年6月15日 21時
