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62話 ページ16

「むっくんときーちゃんと青峰くんはどうするの?」

『敦も祥吾の監視、涼太は転校生への接近…にしようと思ったが、転校生は対人恐怖症だ、だから涼太には裏方をしてもらう、大輝は興味ないだろうから、なにもしない』

「きーちゃんが裏方ねぇ…まぁ、予想は着くけどね〜、対人恐怖症、自分の顔も大嫌い…で、名前ね…鏡の国のアリス…分かりやすいね』

『いや、転校生が大人しく【あれ】を渡してくれれば、何もしない、何もな』


【あれ】ねぇ…

絶対誰もそんな簡単に渡すわけないと思うけど。



「なに、何かをしたら殺す気なの?別にあの子なにもやってないのに、まぁ、先輩と仲良くしてたのは許せないけど」

『仕方ないだろ、そういうパラフィリアなんだから』

「はぁ…だから嫌いなのよ、あ、テツくんは大好きだよ」



それから少し会話をして私も屋上から去った。

屋上には誰もいない。


「【美しさ、それは強さであり正義】…か」


偽物さんが呟いた言葉。

確かにアリスちゃんは美しい。

だけど、それが強さ、正義になるのかしら?

美しさは時に、脅威になる。そして罪。

彼女が虐められたのだって美しさのせいだ。

美しさを持っているからには覚悟が必要だ。

さぁ、彼女にはその覚悟があるのかな…?



「とりあえず、アリスちゃんに小型の盗聴器を付けること、偽物さんの監視、今日の仕事は終わりかな〜」

「一体何考えてんだろう、何したって一緒なのに、無能な偽物さん…先輩を守りたいかなんなのかしらないけど、あなたが何をやっても一緒よ」

「ね、偽物さん?そこで聞いてるんでしょ?」


私のいる階段より一つ下の階の階段に偽物さんがいた。


「盗み聞きなんて偽物さんのへんた〜い」

「お前が言うか、盗聴器なんて仕掛けやがって」

「あ、取ったのね?もー、また仕掛けないといけないじゃない」

「…俺は無能かもしれない、だけど大切な人を守るなら命に変えても守ってみせる」


偽物さん真っ直ぐな瞳で私を見る。

嫌い。嫌い。大嫌い。

そういう真っ直ぐな瞳。


「あははは!!何度も失敗してるくせに何言ってんの?無理無理!一生無理!第一大切な人って先輩だよね?あは!その大切な先輩が芽亜里ちゃんをどうしようとしたかしらないくせに!幼なじみのくせに先輩が本当はどんな人かも知らないくせに!」

「黙れ!!」


偽物さんの右手が私の右頬を振った。

鋭い痛みが走る。


「俺はあいつのことを1番知ってる!!」

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雪乃 - あの私は小説を書いた事がないので偉そうに感じるかもしれませんがこれはキャラヘイトだと思いますそれにこれにはグロテスクな表現が含まれています、なのでこの作品にはパスワードを掛けて閲覧制限をするべきだと思います (2017年12月25日 13時) (レス) id: 0da61e2d86 (このIDを非表示/違反報告)
白黒星(プロフ) - すみません、やっぱり見たくないです (2017年8月2日 18時) (携帯から) (レス) id: c9828dface (このIDを非表示/違反報告)
白黒星(プロフ) - みたいです (2017年8月2日 18時) (携帯から) (レス) id: c9828dface (このIDを非表示/違反報告)
ハートの時計(プロフ) - 見てみたいです (2017年8月2日 5時) (レス) id: def9e50cf5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - りんやさん» いえいえ!喜んでもらえて光栄です(*^-^*)りんやさんの小説にいつも元気もらってます!両方とも全然大丈夫です!! (2017年7月21日 18時) (レス) id: 206703b95c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りんや | 作成日時:2017年6月15日 21時

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