アナタに最高のBadendを【黒バス】

19話 ページ21

体育の授業も終わり放課後になった。

放課後はほんとに最悪だ。

パラフィリアン共が揃ってしまう。


「はぁ…」


そういえば結局転校生は今日何かしたのか…？

バスケ部に来る？

そんなのあいつらのやりたい放題になってしまうからやめてほしい。マジで。


「偽物さん」


廊下を歩いていると背後から聞きたくない声が聞こえてきた。


「…何だよ…桃井｣

「部活の時間だよ？ちゃんと参加してね？」

「言われなくても分かってるって」

「…｣

「分かってるって!!いつも通りにやればいいんだろ!?やれば!!」

「ふふっ…じゃよろしくね？偽物さん」


そう言ってまたあの気味の悪い笑顔で桃井は体育館に向かって行った。


「ほんっと…気持ち悪い奴だな…」


まだキセキの世代の方がマシだ。

あいつはキセキの世代よりも何を考えてるか分かんねぇし、何するか分かんねぇ。


「なんで俺が…こんなこと…｣


あいつがさっき俺の所に来た理由は1つ。

俺が転校生をバスケ部に誘わせさせるために来た。

前回もだった。

誘わなくても入ると思うけどあいつの命令だ。

俺を巻き込まないでほしい。



「めんどくせ…」

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