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13話 ページ15

灰崎side


Aの言う通りたまには授業には出よう。

どうせ次は体育だ。

教室に戻ると殆どの奴らは既に体育館に行ってるようだった。


「あ、いた!」


入口付近から聞こえてきた声はさっきまで聞いていた声。

桃井の声。


「これ、A先輩から忘れ物だってよ?」


桃井が持っていたのは俺のピアス。

でも俺はちゃんと今耳に付けている。

どういうことだ?


「…サンキュー」


なんでAが持ってるか分かんねぇけど一応貰っておく。

これちゃんと家に置いて置いたはずなんだけどな。


「俺着替えるからもういいだろ?早く行けよ」


桃井は一向に出ていこうとしない。

何故かニッコリ笑ってこっちを見ていた。


「…なんだよ」

「例えA先輩の幼なじみでも、A先輩に何かしたら許さないからね?」


急に真顔になったと思えば、Aのこと。


「…それはこっちのセリフなんだけど、このパラフィリアン共め…お前らの異常な性癖のせいでアイツがどんだけ…」

「私はただ先輩の為を思ってやってるの、赤司くん達と同じにしないでほしいな」

「それでもお前や赤司達のサイコパスのせいで苦労してんだよ!!」

「…それも1種の愛だとわからない?私はA先輩が大好きなの、愛してるの、私の全てなの、だから何かあったらアンタでも殺すから」


笑顔でそんな事を言うコイツは狂ってる。

どれだけAに依存しているんだ。

「…チッ…分かった…Aには何もしねぇー、てか、俺がすると思うか?…お前らも何もするんじゃねぇーよ、あと…」


「転校生のこと、頑張るな」









.




「忠告ありがとう、偽物さん」

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りんや(プロフ) - ハートの時計さん» コメントありがとうございます^^*では、続編公開しますね! (2017年6月15日 21時) (レス) id: 683cd6e004 (このIDを非表示/違反報告)
ハートの時計(プロフ) - 続編楽しみです! 頑張ってください!!! (2017年6月14日 22時) (レス) id: def9e50cf5 (このIDを非表示/違反報告)
satsuki(プロフ) - ハートの時計さん» コメントありがとうございます!そう言っていただけて嬉しいです! (2016年7月25日 19時) (レス) id: 0f8f4aa8b5 (このIDを非表示/違反報告)
ハートの時計(プロフ) - 面白いです! 続きが楽しみです (2016年7月24日 19時) (レス) id: 2c10ee03cd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りんや | 作成日時:2016年5月24日 20時

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