story49 ページ9
翔吾side
長谷川慎
それは俺も知ってる、身近な、大切なメンバー
『私ね、まこととは高校卒業して大学に入って、バイトも始めて、そこのバイトの先輩がまことで、』
彼女はあの日の思い出を噛み締めるようにぽつりぽつりとつぶやく
『仕事内容とか、手取り足取り教えて貰って、相談なんかものってもらってて、んで気づいたら、まことに恋してて』
彼女が“まこと”と言う度に胸が締め付けられる
『その時かな、まことから告白されて、ダンスでご飯食べていくのが夢って聞いて、支えるつもり、だったの』
『でもね、突然、ある日ね、まことは私に置き手紙だけ置いていなくなっちゃったの』
『置き手紙にはね、ごめんね、別れよう、幸せになってね、って』
彼女の目にまた涙が溜まる
『好きな人に別れを告げられて、幸せになれるはずなんて、ないのにね』
Aの最後の一言がすごく胸に刺さる
俺だって、今までずっとAのことが好きで
高校生の時、告白しなかったことにずっと後悔してて
ずっと会いたかった、のに
気づいたら慎に先を越されてて
目の前にいるのはかつて慎で埋め尽くされていた、こころが空っぽなA
Aが想ってたのは俺じゃない
慎、なんだ
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クルミ - また続けてのコメントですみません...。 物語読みました。 物語完結してしまいましたが...。 その後の2人が気になります。 (2019年7月16日 1時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
クルミ - 続けてのコメントですみません(>_<) 物語読んでいて気が付いたのですが...。 同じくstory80のここの部分 そう言って唇が重ねた これ正しくはそう言って唇を重ねたではないんでしょうか? (2019年7月16日 1時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
クルミ - こんばんは(*^^*) 夜遅くにすみません...。 お久しぶりです(笑) 物語読んでいて気が付いたのですが...。 story80のここの台詞 壱「忘れるのわけないやろ、可愛すぎ」 これ正しくは忘れるわけないやろ、ではないんでしょうか? (2019年7月16日 1時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
クルミ - 何度も続けてのコメントですみません...。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 story68のここの部分 でも、○○←名前のことを考えたらそんなこと、到底できないくて これ正しくは到底できなくてではないんでしょうか? (2019年6月28日 2時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
クルミ - またまた続けてのコメントですみません...。 物語読んでいて気が付いたのですが...。 story65のここの部分 いつもの個室で向かいあいになって座る これ正しくはいつもの個室で向かい合って 座るではないんでしょうか? (2019年6月28日 2時) (レス) id: fa78cdaff1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さな | 作成日時:2018年11月8日 21時