【黒子のバスケ】キセキ以上の男装少女

第27Q:いえ、僕は遠慮しておきます… ページ29

少し呆れ気味に言う黒子さんに、
敦は気にする事もなく袋開けて、う○い棒を食べ始めた。


敦、美味しそうにたべるなぁ…

「紫原君、それ、何味なの？」

「ん〜？新作の明太子スパゲッティ味」

「え！？そんな味あったの？」


思わず、大声を出してしまった。

た、食べたいかも…

アメリカにわたってからは、
スナック菓子を食べる余裕さえなかった。


練習がきつすぎてね…


「一本食べる？」

「え、本当に？良いの！？」

「うん。黒ちんも食べる〜？」

「いえ、僕は遠慮しておきます…」


袋を開けて、バクりとかじる。

「う、うまああああああああああ！」

「そこまで美味しいそうに見えないんですが…」

「そんなことない！すっごい美味いよ！！」

「（人1）ちんは分かるんだね。この美味しさを」

「うんうん！！」


…あれ？今、ちんって言った？

「え？…ちん？」

「ああ、知りませんでした？」

「何が、ですか？」

「紫原君は認めた相手に対しては、最後に『ちん』を付けて呼ぶんです」


へえ、そうなのか…

昔はそんな事なかったのになあ。

やっぱ、何年も離れてると分からないもんだね…


私の胸は、ちくりと痛んだ。

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