第25Q:…離して、ください ページ27
まだ外が薄暗い夜中。
私は寝苦しさと、手首に感じる圧迫間が気になって、
目が覚めた。
目を開けると、視界に映ったのは鮮烈な赤。
「…っ!!」
「目が覚めたかい?」
赤司さんだ。
「やっぱり、(人1)は女の子だったんだね」
その言葉と、やっと覚醒してきた頭でようやく、
今の状況が飲み込めてきた。
何だか、胸元がスースーするのは気のせい、なんだろうか?
恐る恐る視線を下に向けると、
寝巻にと来ていたシャツが胸の上まで上げられ、
胸元に巻かれたさらしがあらわになっていた。
「んなっ///////」
両手首は頭上に固定され動かせないので、
下半身をバタバタと暴れさせた。
大声を出そうかとも考えたが、口を開いてから、
それは思いとどまった。
みんなが起きちゃったら、意味ないじゃん…
「…離して、ください」
「それはできないな」
怖い程に優しい笑みを浮かべて、赤司さんは微笑んだ。
「(人1)が『私は女です』って言わないと、俺はこの胸にまかれたさらしを取ってしまうかもしれないけど、良いの?」
完全なる脅しだと、思う。
でも、今は従う他ないのかもしれない。
「…っ、私は、女、です…」
「そう。言う事を聞く子は嫌いじゃないよ」
そう言って、私の手首を解放した。
その後、赤司さんは何事もなく眠りについてしまった。
第26Q:ん〜、別に平気〜→←第24Q:…赤司君てたまに腹黒いわよね。
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砂糖菓子 - なっちゃんさん» ムッ君は私の天使です←今のところ新作の予定は無いのですが、投稿した際は目を通していただけると幸いです(*´罒`*) (2015年12月15日 23時) (レス) id: 8da2d74c0a (このIDを非表示/違反報告)
なっちゃん - 敦かっこいい!次は、黒子メインのお話かいてください! (2015年11月23日 18時) (レス) id: 475baf59cb (このIDを非表示/違反報告)
砂糖菓子 - 真ちゃんさん» ありがとうございます!ムッ君大好きです!! (2014年4月1日 14時) (レス) id: adbda2f2ec (このIDを非表示/違反報告)
砂糖菓子 - つーかさん» は、はい頑張ります!春休み内には完結させたいんで読み直さないと… (2014年4月1日 14時) (レス) id: adbda2f2ec (このIDを非表示/違反報告)
砂糖菓子 - 奏鎖さん» 自分も主人公ちゃんと誕生日が近い仕様にしました、星座とかよく分かんないんでW← (2014年4月1日 14時) (レス) id: adbda2f2ec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:砂糖菓子 | 作成日時:2012年8月28日 13時